アニメ「おちこぼれフルーツタルト」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「おちこぼれフルーツタルト」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


ダメな作品。アニメがダメというより作品そのもの原作がダメ。
何がダメかというと、萌えなのかエロなのかどちらかにすべきという点になります。

 

原作者が萌えとエロは両立しない事を理解してないんだろうなと感じるのです。

 

「萌え」が分からない人にどうやったら「萌え」が伝わるかなと考えていましたが、BS11で再放送していた「シドニアの騎士 第九惑星戦役」の『つむぎ』が「萌え」だなと思い当たりました。
『つむぎ』(イルカ?形態)は萌えですよね。
『つむぎ』をかわいいと感じる感情とエロは両立しない事は理解しやすいと思います(両立し得ると感じるマイノリティも存在するかも知れませんが…)

 

「きらら」連載の作品みたいだけどきららのカラーって「萌え」じゃないのかな?知らんけど…。
この作者は自分の描いている雑誌のカラーも理解してないのか?(そもそも編集が止めろという話ですが…)
萌えを理解していない人に描かせたらダメでしょ…と感じるのです。


アイドル物として可愛さを前面に出した~庇護欲を唆る様な萌えを意識した作品造りにするか
ただエロを追求した作品造りにするかどちらかにすべきなのです。

 

(追求しすぎて「生徒会役員共」まで行くと下品で(個人的には好きくありません…あの作品は男キャラが居る事で設定がまた違うとは思うのですが…)、
また女子同士でエロが行き過ぎると百合モノになってしまうという追求の難しさはあるとは思うのですがね)


萌えとエロは両立しない事を理解せず、
どちらの要素も取り込んでやろうと安易な考えでスコープを拡げる作品造りがダメなのです。

 

基本的に「アイドル物+エロ」の路線のまま話が進み、大きな盛り上がりもなく(ほぼ日常系といっても良い様な…)終わり方で、原作の駄目さ・中途半端さが目についた「不可」な作品でした。

 

以上