アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(3期)」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(3期)」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

作品の感想としては可もなく不可もなくとなります。
1期2期も観ていますが、本当に良くもなければ悪くもないという評価なんですよね。

 

話もそこそこ面白いし、作画面も悪くない(…特別に良いという事もない)ので特に語る事もないのです。
しかし、あくまで話も画も(個人的には)「そこそこ」レベルであり特別に良い訳ではないという感想なので、なぜ2期も3期も続編が作られるのだろうと不思議な思いではあります。

 

「可もなく不可もなく」のレベルを超え「良」とならないのにはいくつか理由はあります。


例えば、今作(3期)でいえば、ウィーネが一度命を落としその直後復活するという展開などはダメですね。

命を落とすという悲劇を軽く扱いすぎでしょう…復活させるのならそのための伏線を何重にも張り準備を整え納得する展開を作らないとただのご都合展開となります。
悲しみ・悲劇で物語を盛り上げるためだけの命を落とす展開、そしてほぼ間を置かずの復活はちょっと萎えましたよ。
そこが今作でのダメな点ですね。まぁダメと言っても大きく評価を落とす(「不可」まで落とす)ような内容ではないのですがね。

 

 

あとは全シリーズ通して気になる点として、「レベル」についてです。
この作品には「レベル」というメタ設定がありますが、良く分からないというか納得できないのが、Lv3とLv4という様な、レベルが一つ違うだけでてんで勝負にならないという展開があります。
Lvが一つ違うだけでそんな違うもんかね?もしこのLv一つの違いが普通のRPGのLvでの10レベル相当の違いだとしても、戦い方の工夫次第でそれぐらいの差は如何とでもなると思うのですが…
複数人で襲い掛かるいう手もありますし…どうしても負けられない戦いなら勝利のための戦いの準備を何故しないのか納得がないのですよね。
作者の中に確りとした強さ設定があれば良いのですが、おそらくないのでしょうね…。


物語・設定の端々まで「納得」が作られていれば「良」作品になるのですがね…

 

以上