アニメ「弱キャラ友崎くん」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「弱キャラ友崎くん」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


結構面白かった作品。限りなく「良」寄りの可もなく不可もなくの評価の作品となります。
続きが気になるので原作買おうかなと考えてるくらいお話が良かったです。

 

ヒロイン・日南が語る人生というゲームについて努力云々や自信云々は共感・納得する部分もあり、また作品のコンセプトも分かる導入となっています。
しかし、序盤はちょっと説教臭く感じる部分もあり、特に3,4話くらいまでの内容は~
なんかの自己啓発本をアニメにした様な(それかドラッガー経営学をアニメにした某作品の様な)作品かなとも感じました。
3話切りという言葉がある様に、掴みが重要な序盤で言いたい事は分かるのですがその説教じみた展開にちょっと…
序盤、主人公達の周りのキャラたちが課題のための道具としてしか映っておらず、そういう意味でエンタメ色が薄いというか話の起伏・盛り上げが弱いかなと感じていました。

 

しかし中盤からはサブキャラ達も深掘りされて行ってと課題とも上手く絡ませ面白くなっていきました。
(なんかこの中盤辺りは、設定こそ違いますが、「ReLIFE」を思い出しましたね)

 

あと、これは終盤の展開とも関りがあるのですが、主人公の「誠実さ」が描かれてるのが好感持てて良いキャラクター設定ですね。
日南の出す提案・課題に対し読者、視聴者が疑問に思う・不満に感じる事を主人公に言わせてくる、そのキャラクター設定が良いのです。
(たまに全く好感の持てないキャラクターの主人公がいたりしますが、好感の持てない主人公の作品なんて観ててイライラするから嫌なのよね)


お話やキャラクターは良かったのですが、アニメーションとしては特に良くはなかったんですよね(作画が一部不安定になったりしましたが、特段悪くもないという感じ)。
総合的な評価は可もなく不可もなくとなりますが、
お話の続きが気になる作品で可能なら(原作ストックがあるなら)すぐにでも2期が観たい感じの面白い作品でした。


以上