アニメ「怪病医ラムネ」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「怪病医ラムネ」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

ダメな作品。
お話や設定も陳腐でキャラクターにも魅力なく、なぜアニメ化したのか分からない、
アニメ化するほど人気がある作品だったのか?理解できない作品でした。

 

色々とダメな点はありますが、まず、
主人公が医者っぽい事してない…。怪病医というタイトルでありながら…です。
主人公はほとんど医療行為を行わずただ不思議な道具を使って患者を治療?ただ患者に渡して問題が解決するというのが基本的な話の展開なのです。
作中それらの道具を取り扱う店舗や店員が出て主人公はそこから不思議な道具を買っている事が描かれていますが…、
だったらその道具屋の主人の設定で良いじゃん、と医者設定が全く活きておらず意味が分かりません。

 

次に、怪病について…
「目からマヨネーズ」や「耳が餃子になる」、「爪が唐辛子になる」というギャグみたいな怪病の設定に呆れてしまいます。
こういう設定は説得力を持たせるために昔からの伝承や言い伝えを下地にしたりする物なのですが、それをギャグみたいなノリの設定にするセンスが理解できません。
話の内容(怪病の原因)がシリアスなのにこんなギャグなノリの設定のちぐはぐさがおかしいのです…作者はそこんとこ分からんのかね…。


そして、次が、胸糞悪い設定・話(「耳が餃子…」のエピソード)について…
他の日記でも書いていますが、自分は幼い子供が必然性なく命を落とす様な話・脚本の作品は嫌いなのです。
この「耳が餃子…」がエピソードがまさにそれで、幼い子供が誘拐され殺されるという話になります。
いや…、母親が息子の死を受け入れられず世間の声から耳をふさぐという話にしたいのならば、別に、自分(母親)の不注意で事故により命を落とす、という話で充分だろうと思うのですが…、
なぜ敢えてこんな胸クソ悪い話にしたのか、必然性が感じられないただ気分が悪くなるだけの話をただ1エピソードのためだけに創ったのか納得がないのです。この話を創った作者の心理が全く理解できません。
(あと、このエピソードの誘拐犯は捕まってなかったんじゃないかな…なぜ物語の中で犯人を裁かんのだろ…作者の考えがよう分からん)

 


あとは、評価と関係ないところで気になった点を…
「魔入りました!入間くん」の主人公・入間の様なキャラが出てくるのですが、
そのキャラの声に入間役の声優を当てたり、
「爪が唐辛子」のエピソードで出てくる親友二人の声が
「SAO アリシゼーション」のキリトとユージオの声優を当てたりと狙ってるのかなと感じました。

まぁどうでも良いのですけどね…


作品の評価として「不可」の作品となります。

以上