アニメ「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


想像していたのとはちょっと違った作品でした。
異世界転生ものの様にクソゲーの中に転移・転送、転生する話かと思っていました。
特にチート能力も与えられずにそれでもクソゲー攻略に臨む、そんな話かなと想像していました。

 

しかし、そんなイヤイヤながらもまじめにRPGするという様な話ではなく、この作品はギャグ作品でした。RPGとしての話はほとんど進みません、7話くらいまでまともな戦闘すらありません。
コンセプトとしては、異世界/ファンタンジー世界でギャグをやるという「このすば」と同じとなりますね。
違うのは転生ではなくあくまでゲームの中の世界であり、別にゲームから抜け出す事が出来なくなるという事もなく自由に現実とゲームを往き来できます。

 

主人公は現実世界でちょっとダウナーな感じとなっており、フルダイブしたクソゲーを通じ主人公の精神的成長を描く?みたいな構成となっています。


その関係もあって「このすば」と比べるとギャグとしては振り切っておらずちょっと重い・暗い雰囲気があり「このすば」がギャグとシリアスがほぼ「10:0」なのに対しこちらの作品は「8:2」といった感じで描かれています。


それでもギャグは面白いし、「このすば」よりストーリがあるので自分はこちらの作品の方が好きですね(キャラについては「このすば」に軍配が上がりますが)。

 

まあ最終話の「裏技」によるパワーアップはちょっとご都合展開が過ぎると感じますが、最終話として話を締めるため・引きを作るためと考えれば無理やり納得できなくはありません。

 

画がちょっと雑なのが気になりますが、作品の評価としては可もなく不可もなくとなります。

 

以上