アニメ「セスタス -The Roman Fighter-」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「セスタス -The Roman Fighter-」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


個人的に好きくないCGアニメですが、この作品はまぁそこそこ普通に楽しめたという印象です。
作品の評価としては可もなく不可もなくとなります。


共通点のある作品として「Levius レビウス」が挙げれますね。
・ボクシング・拳闘物である事(セスタスの場合は正確にはボクシングではありませんが)、
・CGアニメである事
があります。

しかし、「Levius レビウス」と比べると色々と見劣りする部分があります。
舞台設定であったり、話の構成であったり、主人公のキャラや周りのキャラの設定であったり…といった問題が上げられます。

 

まず、主人公のキャラがよう分からんです。
主人公は闘うこと自体は好きなのか?奴隷から抜け出すために仕方なくやってるのか?一本筋の通った性格・キャラが見えず最後までよく分かりませんでした。

 

次に、主人公の周りの弟子仲間キャラ…何だコイツら必要か?と感じるほど存在意味が分かりません。
OP映像にも登場するのでそれなりに重要なキャラ~DBでいうなら同じ亀仙流の修行仲間であるクリリン的な立ち位置の仲間orライバル?~かと思いましたが驚くほど意味がない・ただの賑やかしでしかありませんでした。ほぼモブ、レギュラーモブでしかありません。

 

そして話の構成について。
最初、100勝したら奴隷から抜け出せると聞き、それを目標にする流れになったかと思ったのですが、よう分からんうちにローマを離れ、100勝の目的もどこに行ったのか分からん状態でした…。
主人公、拳闘してるけど何のためにやってんだろ…という感じで観ていましたよ。

 

最後に舞台設定について…古代ローマでの奴隷拳闘士である意味、なんだろ?
古代ローマや奴隷の設定必要かな?なんか変に話が重くなってるだけの気がするんだけど…戦いの末に本当に希望がある物語になるのか?なぜ古代ローマ・奴隷設定にしたのかよう理解できんのです。

 

上述したこれらの事を考えると「主人公/サブキャラ」にしても、「話の構成」にしても、「舞台設定」にしても「Levius レビウス」の方が優っていると感じるのです。

あと、CG技術も心なしか「Levius レビウス」の方が良かった気がします。
(セスタスも全然悪くはないと思います。比べる事自体失礼な話ですが「EX-ARM エクスアーム」よりかは全然良い出来です)


ちょこちょこ問題はありますが、バトル自体は面白く観れたので冒頭でも述べた様に
作品の評価としては可もなく不可もなくとなります。

 

以上