アニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


1期は1クールのシリーズ物としてシッカリ構成が出来ており面白かったのですが、
その続編となる2期はというと…ちょっと蛇足だったかなと感じています。


そもそも、1期の終わりに続編2期のお知らせがあったその時点で
「ゲーム」の話として「カタリナの物語」は終わっているはずなのでどうするのかと思っていたのですが、なんか蛇足感が否めなかったですね。

 

一応新キャラが出たり時間の経過があったりで話は進んでいる様な感じはあるのですが、実際はキャラクターの関係性等の中身・本質はほとんど1期終わり時点から何も変わっていない内容となっています。
一部キャラと進展がある様なない様な話が展開されるのですが、「カタリナの性格・キャラクター」という物に、無理やり濁されやはり関係性は何も変わらないというのが基本なのです。

 

この「カタリナの性格・キャラクター」で濁すというやり方が結構強引で、普通に真っ正面から告白されてるのに意識しない、忘れる…とかあり得ないでしょう、と「納得」がないのです。

なんか「2期をやるからには少し話を・関係性を進めんとなぁ、でもカップリング成立したらお話終わっちゃうし…、よしカタリナのキャラクターで逃げよう」という
「今後の話の展開ありき」を優先しそこに「納得」のない造りが透けて見えるのが好きくないのです。

 

1期でのゲームのフラグを意識した話作りが終わってしまったあとで、2期はどう話を展開するのかと思っていたら「ゲーム」、「フラグ」要素は皆無で
ただ単に1期後のおまけの様なアフターストーリーが語られるだけ…こんなんならやらなきゃ良いのに…と思って観てたら最終話で
ゲームに続編があった事、そして続きは劇場版で、というお知らせ。。。

はぁ…、このTVシリーズ2期は、1クール使った劇場版の宣伝だったのね、と理解しました。

1期が面白かっただけに残念な造りの2期でしたね。


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上