劇場アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝- 永遠と自動手記人形 -」 ~感想

録り貯めしていた劇場アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝- 永遠と自動手記人形 -」を観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


想像していた映画の内容と違った作品…。というより勘違い?
ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に劇場版が2作品ある事は知っていたので、金曜ロードショーで第1週に放送された総集編がその劇場第1作目、
そしてその翌週に放送された「~外伝」が新作エピソードの劇場第2作目だと思っていました。

なので、新作エピソードに期待していたのは、TVシリーズの最終シーンに繋がる少佐との再会エピソードだと想像していました。
それが、少佐が最後まで出てこなくてガッカリしたというのが第1印象でした。

調べてみたら、この「~外伝」の後にもう1作劇場版があるみたいね(金ローの第1週目に放送されたのは劇場版ではなかったのね)…そこに期待して良いのかね。


まぁそのガッカリ分を除いたとして、当劇場版の評価としては可もなく不可もなくとなります。

画は綺麗だけど、それだけという感想です。以前「天気の子」の感想でも述べたのですが、画の美麗さというのは自分の中では二の次三の次なんですよね…。

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、というか京アニ作品は画は綺麗だけどそれだけという感じ…別に悪く言いたい訳ではないけど。。。

 

構図や演出などに惹かれるところは特になく、同じ調子で高いレベルの作画がただ続くだけ、という印象なんですよね。あぁ綺麗な画だったね、で終わるのよ。。。
画が綺麗な事は悪い事ではなく決してマイナス評価になる様な事ではないのだけど、それは自分の中の作品評価では大きくプラス評価にはならないのよね。

 

 

画、アニメーションに関しては以上で、次はお話そのものについてですが、
これも決して悪い訳ではないけど、キャラクターが薄く・弱く、物語としては盛り上がりに少し欠ける部分がありあまりプラス評価にならないのよね(TVシリーズの頃からね)。

 

この盛り上がり所がない…話の起伏が弱い所が、画の演出や構図の弱さにもなっているのですがね…。
小説として読むのなら・静かな物語として読むのなら良いのかも知れませんが、アニメーションとして魅せるとき、静と動が感じられない・決めの画、魅せたい場面が印象に残らないという事になっているんですよね。
たとえばそれは、この「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の物語はドラマCD(画がない作品)だとしても、同じ感動なり熱量なりを得られたのでは?と思われるのですよ。

(ドラマCDとアニメで同じ熱量が得られる、はちょっと言い過ぎですが、ただ画が付いてる、画が動く事がアニメではない事を言いたいのです)

そのアニメーションとしての弱さ…映像化する上での盛り上がりの造り方がちょっと弱いと感じるのですよ…もう少し映像化を見据えてのお話の構成が出来ていればと感じます。


決してマイナス評価ではなく、可もなく不可もなくの評価となります。


以上