アニメ「Vivy -Fluorite Eye's Song-」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「Vivy -Fluorite Eye's Song-」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


トゥイッターでVivy面白いというコメントを見たので期待していたのですが、残念な作品でした。
長月達平、やっぱ合わんわ、俺には。

 

最初の1話を観た時点でもうこの話(作品)に面白味を感じないのよ…。
何この設定?ターミネーター2?スカイネットの暴走を止めるために未来からやってきて過去を変える話なの?導入のストーリーに全く新鮮味を感じないだが。。。

 

なんか過去に戻ってAIの進化の歴史を変える、緩やかにするみたいな話の様だけど、AI技術の進化や将来AIが凄惨な事件を起こす云々よりも
過去にタイムトラベルする技術の方が断然ヤバい気がするのだけどねぇ…(まぁ過去に戻れる(送れる)のはデータのみみたいだけど)。

 

そしてこの、起きてしまった悲劇をやり直すべく行動する~物語が始まる~という話の構成が基本的にリゼロと同じなのよね。
いやいやいや、リゼロと同じ作者だからって別タイトル作品でリゼロと同じ事やらんでイイやろ…それしかネタないんか。。。

 

それと他の日記でも書いてますが、悲劇でしかドラマを創れない作家は二流三流だと思っているのだけど、この作者は基本、悲劇でしかドラマを創れないのよね。。。悲劇を描いてその悲劇を回避するためのやり直しに奮闘する物語、あ~好きくないわぁ。。。

 

ホントにこの作品は人気あったの?いや、作画は良かったけどお話はつまらなかったよ。どう考えても話題に上る様な作品に思えないのよね。
自分の中では「作画が良い=面白い作品」には絶対ならないのだけど世間は違うのかしらね…。


あとは、物語終盤の展開も勢いに任せて進む展開となっています。ただ勢いの任せて進むだけの綺麗くない展開。
勢いだけで進む物語を観ていても「うん?お、おう…」の様な感じで、その展開に納得がなく(足りず)物語に入っていけないのです。

 

ホントこの作者は、リゼロでもシグルリでも物語の構成が綺麗に作れていなくて好きくないのよねぇ。
俺は綺麗に構成されたストーリーが好きなのよね。

 

綺麗に構成されたストーリーは、物語の綺麗な最終回の形がまずあって、そこから遡って物語の始まりまで作られるという構成になっているのですが、
おそらくこの作者のお話の作り方はそうではないのでしょうね。だからこそ最後が勢いで突っ走っちゃう、綺麗くないストーリになってるんだろうね。。。
ん~やっぱり長月達平好きくないわ、と感じた作品でしたとさ。

 

(他に細かい所で言えば、AIである主人公が人の感情が分からないとか言ってるんだけど

主人公の反応見てるとなんか人の悲しみに寄り添ったり、怒ったりとAIなのに感傷的、感情的になってる描かれ方・演出に納得がないのよね…、もう少ししっかり設定して納得を作って欲しいわ)

 


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上