アニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす(第2クール)」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「無職転生異世界行ったら本気だす(第2クール)」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


第1クールのときも述べましたが、作画、アニメーションのレベルはスゴく高いです。
ホント、スタジオバインドはこの作品に懸けてるんだろうなぁ、と感じられます。
ただ…作画・アニメーションは良いけど、肝心の原作・本編がちょっと…ねぇ。

 

まず、原作・本編はちょっと下品なんですよね。
その下品さが色々と足を引っ張ってるのよ、勿体ない…。
ちょいエロとかではなくただただ下品になってるんだよね。。。
無職転生異世界転生モノのパイオニア的作品らしいけどさぁ、
スタジオバインドは心血を注ぐべき作品の選択を誤ったんじゃないかと思うのよね。

イオニアは称賛されて然るべきとは思うけど、「それはそれ、これはこれ」なのよ。
純粋に原作・本編の面白さを見たとき、お話の構成はそんなに巧くない造りの様に思えます。

 

2クール23話観たけど、盛り上がり所、ドキドキワクワクする様な続きが気になる展開という物が感じられませんでした。
この2クールで原作をどれだけ消費したのか知りませんが、2クール観て盛り上がり所を感じられないというのはちょっとお話の構成として弱いね…。
これから先もう少し待てば盛り上がり所や面白味を感じる事が出来るようになるのかしら?多分無理そうな気がする。。。

 

2クール目としての見どころあったのかな?わからん。
2クール目の終盤、龍神と呼ばれる最強クラスの敵と対峙しますが、ただ一方的にやられるだけだから盛り上がりも何もないよね。。。
基本ずっと低空飛行(20点~30点)してる感じで(作画は文句なく良いけど)、展開の起伏に欠ける構成なのよ。

下品さの次に問題なのがこのお話の構成。決して全くダメ・イライラするという造りではないのですが、巧くないのよ。。。


う~ん、やはりスタジオバインドは作品の選択を見誤ったんじゃない?
スタジオバインドには、パイオニアという肩書だけに釣られるではなく真に面白い作品を選んでその圧倒的な作画で素晴らしい原作作品のアニメーションを作って欲しかったなと感じます。


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


あと、お話の中身について少々。
2クール目最終話の転生前の主人公のエピソードが描かれていますがここにちょっと納得がない。
割り込みを注意する正義漢の主人公が描かれていましたが、この描写に「え?」となりました。
転生前の主人公って、そういう注意が出来る奴だったの?てっきり何もできない・何をやってもダメな元から内向的な性格の主人公だと思ってたのに…。
だからこそ転生後のあの下品な性格にも納得していたのですが…、それが元は正義漢だったという描き方に納得がないのです。いやいやお前の下品さ見るととても元正義漢だったとは思えないよ、と納得がないのです。

 

まぁこういうところも構成が巧くないと感じる所なのよね…やはりここから一気に物語が面白くなる!?という事もないんじゃない?と感じるのです。。。


以上