アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


作画、演出は文句なく良いです。
特に5話か6話だったかの構図、演出は、凄ぇ…、カッコ良いわぁ…と感じましたね(世間的には10話が話題の様ですが)。

 

ただねぇ…、以前の感想でも書いたけど、
作画、演出は凄いと思ったけど、それ以外のキャラクターや設定、物語その構成等に惹かれるところはないのよね。
いやね、これも以前の感想で書いた事だけど、キャラクターや設定、物語構成も悪くはなく、決してマイナス評価になる様な内容の作品ではないのですが…、
それでもやはり画以外は取り立てて語るべきは何もないという評価の、

可もなく不可もなくの作品となるのよね。。。

 

画が綺麗な事は決してマイナスになる事ではありません。
作画が雑・粗い・汚い・酷いよりかは、綺麗に越した事はないのは当然の事なのですが、ただ俺の中では、
作画が超美麗で実写と見紛うばかりの出来、といったりまるでリアルの様にヌルヌル動く作画というのでは評価は高くならないのよね…。
「リアルと見紛うほど美麗」を俺は「アニメーション」に求めてないのよね。そんなに「リアルに近い映像」が良いなら実写を見れば良いと考える訳で、俺がアニメに求めているのはリアルではありえない誇張表現した構図であったり、映像演出なのよ。

 

なので、画が超美麗やヌルヌル動くだけで構図や演出が面白くない作画というのは、俺の中でアニメ作品としての評価はあまり高くならないのよ。
まぁしかし「鬼滅」は冒頭でも述べた様に構図、演出もカッコ良いからポイント高いのですが、他のアニメ感想でも何度か語っている様に俺の中で重きを置く評価は
作画・演出よりも物語構成の綺麗さ、設定、キャラクターの方が上になるんですよね。
そういうった点から、「鬼滅の刃」は俺の中で「良作品」になり得ないのよねぇ…。

 

鬼滅の刃」は決して、設定や構成がメチャクチャとか破綻しているとかではなくマイナス評価にはならないのですが…、特筆すべき点がない・大きくプラスになる点がないという評価になり、
そこへ「お話の構成やキャラクター、設定」に比べて重みが小さくなる「良演出・構図」の加点がある程度で良作品にまで届かないという結果になるのですよね。

 


マイナス評価になってない…と書きましたが、気になるところはあります、それは強さ設定。
強さ設定がよう分からんのよ。多分作者の中でもしっかりした設定できてないんじゃないかな?頑張ったらなんかよう分からんが格上の敵にも勝てるみたいな、ザル設定じゃないのかな、と思われるのですよ。
例えば炭治郎の強さを100とした場合、
音柱の強さはどのくらい?1000くらい?
上弦の陸の鬼(兄+妹で)の強さは5000くらい?(もっというなら妹が500くらいで兄が4500くらいか?)
音柱と上弦の陸の鬼(兄)が1対1で戦った場合、音柱が勝利する事はまず有り得ない様に感じました、それくらい実力の差がある…数値にするとちょっとやそっとでは逆転できない、2倍以上の力量差があると考えました。
原作未読の俺が、アニメを観た感じで登場人物の強さを数値化するなら上記の様になります。

 

まぁ「毒」、というハンデがあったようですが、それもどうかと思うのですよね…。
他の正統派剣士の柱より、「忍」という職業柄、暗器や毒攻撃といったものに精通していないといけないんじゃないの?
それを、アッサリ毒攻撃食らって、中和や解毒も出来ずに苦戦するなんて…(某漫画の暗殺家業の子供は毒耐性もってる設定なのに…、ね。「忍」でこの体たらくなら他の柱はもっと酷いだろ…。思えば炎柱もあっさり下弦の鬼の術中に落ちてたなぁ)。

 

倍以上の力量差のある相手に勝利するのに、「死に物狂いで戦ったからなんとか勝利しました」では納得がないのよね。相手も死に物狂いで戦ってるはずで条件は同じだからそれで力量差が埋まるはずないのよ。
1割2割の範囲の力量差なら気持ちで逆転する事もあるでしょうが、倍以上の力量差ならもう気持ちだけでは無理ですよ…格上の相手に勝利するならそこにしっかり納得と作って欲しいのよね。。。

 

例えばそれは、戦闘力5000の下級戦士と18000のエリート戦士がエネルギー波を撃ち合った場合、5000×3倍の技=15000では勝てず、×4倍の技(5000×4倍=20000)で初めて相手を上回り押し返し勝利する事が出来た、みたいな納得が欲しいのよ。
(同じ様な事を「呪術廻戦」の感想でも書いたかな。「鬼滅」にしても「呪術」にしてもバトル漫画なのに強さ設定に納得がない、そこがどちらもあまり好きくない所)


実力伯仲の相手ならともかく、明らかに格上の相手に勝利するならそれなりの説得力を持たせて、納得を描かないと、俺はモヤモヤするのよ。。。

今回の戦いなんかも、なんかワーワー言ってたら明らかに格上の敵に勢いみたいな流れでよう分からんけど勝っちゃった、(戦闘力の数値的に頑張ってどうにかなる範囲を超えてるのよね…)みたいな納得のなさ…

と、そういうところも「鬼滅の刃」が良作品になり得ない要因なんですよね。


以上