アニメ「現実主義勇者の王国再建記(第2部)」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「現実主義勇者の王国再建記(第2部)」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

基本的には以前の感想(第1部)の時に抱いた物と変わりはありません。

 

話の展開には「納得」がある様に造ってありそこは好感が持てるのですが…、
話の展開に納得はあるけど…、つまらない…、物語が淡々と進むだけ…なんですよね。。。

 

シリーズの構成としては、1~2話につき1つ新たな問題が発生しそれを解決するのに適した新たな登場人物が(都合よく)出てきて主人公がその新キャラを登用し解決するという流れが繰り返されます。
もうね、「発生する問題」、「その問題を解決するための人材」、「主人公がその人材と知り合うまで・登用するまでの流れ」が配置してあってあとはただその3つを繋ぐだけのお話、になってしまっているのがつまらないんですよね。


話の流れに納得はあるのですが、それだけ…なんですよね。。。点と点を繋ぐだけのストーリーでつまらないのです。
基本的には主人公がそれらの新キャラ人材を登用したら主人公の思惑通りに事が上手く運びあとは特に何の波も起る事なく問題が解決されるだけの話、が繰り返されるのです…それじゃつまらんのよ、エンタメになり得てないのよ、というお話。。。


せめてねぇ出てくる新キャラが魅力的であれば良いのですが、表面的なキャラ・シチュエーション上の設定しか与えらていなくて、あぁこのキャラをもっと見たい!もっと出て欲しい!と思わせる様なキャラがほぼ造れてないのですよね。

 

お話がつまらない、キャラも弱い…ではいくら納得があっても良評価とはならないのですよ…。

 

まぁでも最終話だけはちょっと面白かったですかね。
異世界転送ものかと思ったら実はタイムリープものだった…というお話の内容でしたが、
自分が面白いと思ったのは「実はタイムリープもの…」という設定ではなく、
タイムリープの能力を持っているのが主人公ではなく異世界人の王妃であり、主人公自身はやり直しを認識していない…という設定が新鮮で(まぁそういう意味では正確にはタイムリープものではないのですが…)面白いと感じましたね。

 

また、OP映像の中に主人公が苦悩しているシーンがあったのですが、
これは主人公が信頼してた仲間(あの宰相あたりに)の裏切りにでもあって施政に失敗し苦悩するような展開がこの2部ではあるんだろうなぁ…、と想像していたのですが、あれは最終話で語られた過去の主人公の映像だったのかと納得し、
OP映像の意味が最終話で明かされるその演出・構成を面白く感じましたね。


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

以上