アニメ「TRIBE NINE (トライブナイン) 」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「TRIBE NINE (トライブナイン) 」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


まず気になったというか納得がないのが、
無法者・ならず者の集まり、そんなギャング同士の抗争を防ぐために政府が作った野球?による決着法=XB法…、
ん~そもそも法を守らない様な奴らを法で縛ろうとする発想(政府が施行したXB法に素直に従ってくれると考える思考)がよう分からんのですが、しかしそこはまぁ物語の導入なのでいったん飲み込む事にしますよ。

 

次に物語展開、構成について。
第3話辺りで主人公が所属するチームリーダーが退場する事になるのですが、あまりにアッサリ退場するのよね。
いやね、始まって間もない話数で愛着もないキャラが劇的に退場する訳でもなくほとんどナレーション死の様な扱いで退場したので視聴者的には「……」な感じでしたよ。
キャラクターの深掘りや主人公との深い関りを描くなどの積み重ねもなにも描かれない内の退場だからリーダーの凄さ・偉大さ、主人公やチームメイトとの絆も何も分からず喪失感も何もあったもんじゃないのよ。

 

そして次に、XB法上の野球のルールがさっぱり分からん。どこまでがOKでどこからがNGなのかまるで分らんのよ。
バットにブースター付けたりはOKみたいですが、バイクに乗っての走塁はNGらしい(スパイクだと言い張ればOKとなる様ですが)。
そして終盤はボールを蹴って試合して…もうサッカーやん、となりまた、試合途中からチームメイト外の連中が好き勝手に参加したり、となんでもありやん…もう訳分らんのですよ。。。
第1話を観たときはこの作品は「バスカッシュ」みたいな作品かと思ったのですが、ルールも何もあったもんではないもうわやくちゃでしたね。もう少しきっちりルール設定しないと…。

 

また最終盤の展開についての問題、というかあの青髪キャラについての問題ですかね。
最終盤、青髪キャラと白髪(銀髪?)の敵キャラとの過去が語られたりしますが、心底どうでもいい話でした。
お前ら二人に何のキャラの魅力も感じないからこんな終盤にきての過去話とか要らんのよ…。(この青髪キャラは途中から急にポッと湧いて出たキャラだったので尚更)
まぁこの二人に限らずこの作品に登場するキャラ全員が表面的なキャラ付けのみで薄っぺらいキャラクターしかできていないという問題なんですけどね。。。

 

最終話もよう分からん感じでグダグタに終わったし、あの黒幕女キャラも最後どうなったか分からんままだしと、俺は12話なにを観させられていたのだろうとガッカリな作品でしたよ。


あと、これは個人的な好き嫌いになるのですが、このキャラ原の人ってダンガンロンパのキャラ原と同じ人だよね。
俺、この人の描くキャラクターの目に光がない・死んだ魚の目の様なデザインが好きくないのよね。なんだろうねこの人はそんなところで画に個性というか特徴づけしようとしてるの?
そしてその目に光がないデザインを・キャラ原をそのままアニメのキャラデザにするこの作品のキャラクターデザインの仕事も好きくないね。。。

 

と色々と書きましたが、酷く貶めるほど・イライラするほどではないので作品の評価としては可もなく不可もなくとなります。

 

以上