アニメ「魔法使い黎明期」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「魔法使い黎明期」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


最初1話を観たとき、セリフ回しや話の流れ・展開がおかしいというか引っ掛かる部分があり、この作品大丈夫か?と感じたのですが、
観進めていく内に設定が理解できる様になったからか慣れてきてしまったのか気にならなくなりましたね。

 

しかし、最後まで観てもなんかイマイチ魔法の重要性・優位性・危険性が分からんかったり、魔法使い・魔女より悪魔憑きの方がヤバいんじゃね?(ヤバさが分かりやすい)や災厄の残滓てなんや?等々敵味方含めて強さ設定がよう分からんかったり(納得がなかったり)しましたが、
まぁ普通に楽しめたかな、という作品でしたね。

 

強さ設定の描き方については色々と物申したいね。
作中でもまぁまぁ上位な強キャラなはずの転スラ先生こと引率の先生が、一番初っ端の学院の狼教諭?に杖を吹っ飛ばされてんのよね…。えーこんな大した事なさそうな狼相手に劣勢になるなよ、と感じるのですわ。
もし、この狼が作中No1の剣術の強さだというのなら押し負けるのも納得できますが、そんな事ないよね?あの虎男や神父の方が強キャラよね?と、雑魚キャラである狼相手に劣勢になる強キャラのはずの引率先生の強さの描き方に納得がない訳ですよ。
まぁ「杖に触れるな」の件を見せたかったが為の話の展開なのでしょうが、強さ設定の描き方としては不適格と感じるのですよ。

 

あとは仲間の角娘やトカゲの強さ、虎男や神父、それに叔母魔法使いや引率先生の各々の力量差というものがよう分からんのよね。多分作者の中にしっかりとした強さ設定が出来ていないのでしょうね。。。
作者の中でしっかりと強さの数値化が出来ていれば作中でもそれが何となくは読み取れたりするのですが、そこら辺が観てても全く分からんかったからね…多分作者の中にそれがないのよ。

 

例えば角娘の魔法で虎男が瀕死になったりしてるけど、攻撃さえ当たれば格上相手でも余裕で倒せるんだ…と考えるのですが、それなら(別の作品の感想でも語った事ですが)
相手に気付かれずに近づく事が出来る様なステルス魔法を持ったキャラ(ハンター×ハンターのメレオロンの様なキャラ)が最強になるよね(相手が悪魔憑きの場合は消滅させるだけの火力を持った魔法が必要ですが)。。。そこら辺どう考えてんだよ、と納得がないのよね…。

 

 

あとちょっと気になるのは、ちょいグロなんですよね。
四肢が飛ぶのは当たり前になってるのが怖い。。。どうせ魔法で再生するから、て考えであんなポンポンポンポン飛ばされちゃあねぇ…。

この作者がグロ描写が好きなのか分からんけど、グロに引き摺られてお話がシリアス寄りなのも…。。。

 


お話・設定以外の面で良かった点。
観てて思ったのは、なんか構図・カットがカッコ良いのよね。
そこらの多くのなろう系アニメ作品とは違い構図がいちいちカッコ良かった・決まってたのよね…物語序盤が特にそう感じ、、、調べてみたら桑原智さんて方だったね。

…語る事は以上かな。


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上