アニメ「パリピ孔明」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「パリピ孔明」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


そのタイトルから想像していたのは「ギャグマンガ日和」の芭蕉聖徳太子的なお話かと思っていました。
ギャグ作品を想像していたのですが普通にストーリー物でしたね。

 

しかし、タイトルの「パリピ孔明」はタイトル詐欺とまではいわないけどさぁ、ちょっと違うよねと感じる。
ライブハウスやクラブで主人公のために孔明が尽力するというだけで別に孔明がはっちゃけてパリピになってる訳ではないのよね。。。
これが孔明ギャグマンガのノリでパリピになってるのならタイトルに偽りなしだけどさぁ…。

 


で、話の内容について。

 

放送期間中なにか話題になっていたのは知っていたのですが(詳しくは知らん)、OP映像の事かな?
確かにヌルヌル動く映像だとは思うけど…別にそれだけで話題になられてもねぇ。。。
別の感想でも言った事ですが、
作品を評価するとき自分は「画(作画)」は二の次三の次なんですよね。ヌルヌル動くだけで構図・魅せ方・演出に面白みがない作画の作品は決して高評価にはならないのよ。
いや、画が綺麗に越した事はないのよ…。汚いよりきれいな方が良いのは当たり前。
しかし、やはり作画綺麗=良作品・人気作・話題作になるという世間の風潮にはちょっとどうかと思いますよ(OP映像が凄いだけで騒いでんじゃねえよというお話)。

 

いやね、キャラデザ・総作監関口可奈味さんは、優評価作品である「SHIROBAKO」のキャラデザ・総作監でもある人だから話題になる事は嬉しくはあるんですけどね。。。

 

 

ストーリー自体は1クールの物語としては綺麗に纏まっていたと思います。
…ただ、ラップは要らない。
あのラッパーは別に存在自体居なくても充分に物語が成立すると思うのだけど、なぜラップ要素入れたのだろう?
全くの余計な・邪魔な存在なんだけど…なんだろ?作者がラップ好きでどうしても入れたかったのかな?知らんけど。
あのラッパーのキャラもよう分からんし…、現実にあんな陰キャのラッパーなんて居らんだろ、とそのキャラに納得がないのです。
ホントこんなどうでも良いうっすいキャラのために何話も無駄に使いやがって…という感じ。
このラッパーが居なくても終盤の展開はどうとでもなったよ、こいつの存在だけがシリーズ構成の欠点だよ(いくら原作キャラだとしてもこんな無駄キャラ無駄話になんて1話費やせば充分でしょ、という構成の欠点)。


ラッパー以外の部分は綺麗に纏まってたと思いますよ。
最終話、あのライバルチームは孔明側に付く事になるのかと思っていたのですが敵プロデューサが意外と熱い良い奴だったので孔明サイドにならない終わり方も良かったですね。


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上