アニメ「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


主人公が「衝撃のファースト・ブリット」を使った事に(正確には「直撃のブルー・バレット」ですが)驚いた「スクライド」なゴルフアニメでした(ゴルフアニメで合ってるよね?)
まぁ脚本が同じ黒田洋介なので納得なのですがね…、貧民街みたいなところで育った主人公とあのライバルのエリート娘の関係なんかまんまカズマと劉鳳みたいですよね(まぁスクライドでは劉鳳は最初カズマを歯牙にもかけていない感じでしたが)。

 

しかし、ここ最近の黒田洋介脚本は微妙なのよね(ガンダム00ガンダムビルドファイターズトライ等…(漫画、小説原作付きの作品は除いてます))。
今作についてもそう感じるのよね…設定や物語展開、シリーズ構成がよろしくないのよね。

 

あの序盤のマフィア絡みの話要るの?いやね、マフィアなんか絡めなくてもゴルフの先生・シャア師匠が主人公の才能を見抜いて鍛え上げ後押しをしてゴルフ界で成り上がって行くというストーリーで良かったんじゃないのと思う訳ですよ。
序盤のマフィア絡みの出来事があるから後々嫌な形で(本来ゴルフと関係ないマフィア要素が)絡んでくるつまらない展開になるんじゃないかと不安なのですよ。

 

そして物語の展開のさせ方についても疑問。
最序盤で描かれたのはゴルフの世界大会の場で活躍する主人公(女子プロゴルファーに変装して)。
それなのに物語中盤以降は日本のJK大会への話と展開する…というこの、世界→日本というスケールダウンを感じさせる造りに納得がないのですよね。
いやいやいや世界の場で・女子プロの中で活躍できる様な能力を持った主人公が日本国内の、しかもプロですらないJK大会に参加するって…、、、もしこれで主人公が日本のJK相手に苦戦する様な展開が描かれたらホント「納得」が完全に消え失せてしまいますよ。。。

 

そして最後にシリーズ構成としてダメな点…。
もの凄く中途半端に終わってるじゃん。
いやせめてあの「敵JKチームその1」との決着くらいキッチリつけて終われよ、と感じたね。
ひどい投げっ放し…アニメ「弱虫べダル」くらいに(いや、さすがに「弱ペダ」ほど酷くはないか)久々に途中でぶん投げて終わったなと嫌~な感じ・モヤっとした感じでしたよ。
それこそマフィア設定削って(変装して世界大会に出て活躍する話も削って)、JK大会編から始めとけばある程度キリの良いところまでは絵が描けたと思うのよね…本当シリーズ構成がダメ過ぎるわと感じる。

 


その他、細かい所で気になったのは、
主人公の二つ名が「レインボー・バレット」となっているけどさぁ…、
スライスする「紫」の打球…、物語途中でVRで修得してんのよね。。。え?レインボー(7種)の打球が打てるから「レインボー・バレット」って名乗ってんじゃねえの?本当は7種打てなかったの?と疑問なのでした。
(それともスライスショットではない別の打球が「紫」に割り当てられていたけど降格したという事かな?)

 


一応、2期があるみたいですが、それでもあんな中途半端なところで終わる様な構成やっちゃいかんよね、ベテランが。。。
ホント最近の黒田洋介はあんまり宜しくないね。

しかしまぁ貶めすほどひどくはないので、
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上