アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


以前「ダンまち3期」の感想でも同じ事を語ったのですが、
話は全くダメという訳ではないし作画面も悪くない、しかし、あくまで話も画も個人的には「そこそこ」レベルであり特別に良い訳ではないという感想で、
なぜ4期も続編が(5期も決まっている模様)作られる事になるのだろうかと不思議な作品。

 

まぁ自分の中で「ダンまち」の評価が高くならない理由ははっきりしていて、それは設定面、見せ方等に色々と好きくない点があるからなんですよね。

 

まず、レベルというメタ設定が好きくない。
理由はアニメ「黒の召喚士」 ~感想でも語りましたが、レベルという設定が「ファンタジー世界」の設定ではなく「ゲーム世界」の設定だから、好きくないんですよね。
いやね、「ダンまち」が「SAO」と同じ様にゲーム世界/空間を舞台とした物語であるなら別に構わないのですが、そうではないですからね。

 

それに加えダンジョンに潜っては帰ってくるの繰り返しがさらにゲーム感を強くしている…。あと、ダンジョンに潜る目的もよう分からんし…、命の危険を冒してまでダンジョン潜る意味があるのだろうかね?
なんか取り敢えずのゲームクリアの目的のために、モンスター倒して地上に戻っての繰り返しでダンジョンに潜っているゲーム感覚な感じが拭えないのよね、そこら辺も好きくない。

 

また「ダンまち(3期)」の感想でも書いた事ですが、「レベル」(強さ設定)の見せ方が(レベルというメタ設定を受け入れたとしても)上手くないと感じるのです。
レベルが一つ違えばどれほど強さに差が出るのか?攻撃力が上がるだけ?敏捷性が上がるだけ?もし不意打ちや戦術で攻撃さえ決まれば低レベル者でも高レベル者を倒せる?それとも防御力も上がるの?
レベルというメタ設定がありながらその辺りの強さ設定が分からん・納得がないのが好きくないのよね。。。

 


と、設定面・見せ方で好きくない所はこれくらいにして、今作「ダンまち4期」のお話の内容について。
…構成が面白くない・詰まらない、です。
なんか物語的に何の進展感もなく(そもそもダンジョンの深層に潜るという以外目的がよう分からんため、なにを以て進展といった良いのか分からないのですが)、
急に変種のモンスターが主人公達の前に現れたり、それを倒したと思ったらまたさらにヤバいモンスター(ダンジョンの防衛システムらしい)が現れたりと、
ただ強い敵、強い敵が現れるだけの単調な構成が(その上先述した様な物語的進展が何も感じられないのがさらに)詰まらなさを感じるのです。


別に戦闘の演出・アニメーション自体は良いと思うのですが、物語の構成そのものが宜しくないのですよね…。キャラクターもあまり魅力を感じないし…、ホントなぜ4期も5期も続編が作られるのか不思議な作品。
放送されれば観るけど別に続編が作られなくても(続きが観れなくても)構わないという認識の作品。

 


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上