録り貯めしていたアニメ「虚構推理 Season2」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
1期の頃から直ってない城平京のダメな所…雪女偏前後編の2話で片付けろよ…。
いやね、長いけど面白い・興味を惹かれる、みたいなお話の造りになっていれば別に良い／文句はないのだけど、ただただ無駄に長いだけのお話なのよね。。。
この雪女偏なんて2話で収める造りにすりゃ良いのよ…。これはアニメの構成というより原作の問題だと思う。
これは以降の話にも同じ事がいえるのだけど、最初の1話で事件の導入・説明がされて、続く次の1話で解決話…、で終わりかと思ったらそこからの、「では真実を語りましょう～」的な大して面白くもない無駄に長いだけのお話が語られる～もう1話続くという造り…。
…学校の校長先生の話の様な、面白い訳でもない無駄に長いだけの話を～生徒の誰一人として望んでいないのに～ダラダラダラダラと無駄に続ける、みたいな誰もが早よ終われよと思っているのに空気が読めないのか・勘違いしているのかお話を続けようとする物語造りの残念さなのですよね。
これは、以前別の日記(ハンター×ハンターの冨樫義博の項)で語った事だけど、
作者(この場合は冨樫義博)が「面白い！」と思って描いたものを他人(読者)にも同じ様に「面白い！」と思わせる物が描けるというのは才能があるという事だと考えています。
そういう意味で冨樫義博はエンタメ作家としてセンスがある人間だと思っています。
翻って、城平京は自分が「この話は面白い！」と思って長々長々と描いているのかも知れんけど読者(少なくとも俺)にとってはそんなでもない、面白くない、ただただ無駄に長いだけ、無駄に引っ張るだけで(しかもそういう事が別のエピソードでも何回も何回も繰り返される)、なんかもうイライラを感じる程になるのよね…。
作者と読者の面白いが一致しないって事はセンスが無いって事なんだよね…城平京はセンスが無いという事なんだよね…。
ホント昔っからそう感じる。昔ガンガンでスパイラル連載中、ガンガンのHPでスパイラルの外伝みたいなWEB小説を読んでたけど、作者本人があとがきみたいな所で色々と語ってんだけどさぁ、そこから感じる作者の熱と本編の内容に乖離を感じる、、、作者は面白いと思って描いているつもりだろうけど本編の謎解き、面白くなかったよ…「ふーーん」程度だったのよ、面白くなかったのよ。
「虚構推理」のお話にしても同じで、「ふ～ん」、「あ、はい」、「は、はあ…」みたいな感じのお話で観てて(読んでいて)そのレベルの話を長々とされるから困るのよね。いやねこれがまだ「おっ！」、「ほう、それでそれで」くらいにこちらの興味が惹かれる内容であれば多少は長くても「納得」があるのですが、城平京作品にはそれがなくただ長く無駄に感じるだけだから「納得」がなくイライラするのよね。。。
いやね別に、そこそこの話・大して面白くないお話でも前後編(事件・導入編＋解決編)くらいでテンポ良く片づけてくれればイイんだけどさ無駄にダラダラと引っ張る（えっ！？まだあるの？もういいよ…という感じで話が続く)のがダメなのよね。。。
城平京はどういう形で漫画原作を描いているのか(テキストのみの原稿を作画担当に渡すだけなのか、それとも各話(例えば雪女偏①、②、③…)ネーム形式で渡しているのか)知らんけどおそらく前者・文字原稿だけを渡している形式だろうねと思う。
原作者がネームの形で渡していてあの造りだとしたら1話1話の見所の無さが説明できないのよ(原作漫画読んだ事ない／アニメしか観てないけど…)。
1話1話に見所があり、物語が長くなりその分、面白み深みが増すというのなら良い・納得があるのですが、ただ長いだけ…長さに比例する面白さが付随しない、、、そこが分からんのが城平京のダメなところという問題。
だからね城平京はまず漫画の1話1話をネーム形式で作画担当に渡してみるとかしてみたら良いと思う…1話1話の見所・盛り上がりを意識して描いてみたら良いと思う。
そうすればただ無駄に長いだけと感じる1話1話を意識的に面白くしようと変えられると思うのよね。そうする事で1つのエピソードの最終話が尻すぼみで終わっちゃう今の形式を変えられると思うのよ。
(ここで言う1エピソードは例えば「雪女偏」(アニメで言えば2話3話4話)を1エピソード…おそらく城平京は「雪女偏」の完成原稿(テキストのみの)を丸っと作画担当に渡してるだけだと思う、現状は)
…もし、今の段階で既にネーム形式で作画担当に渡しているのだとしたらもう手の施しようがないけどね。。。
まぁ1期の鋼人七瀬編よりかはマシにはなってたけど、それでも2期の「雪女偏」、「妖狐編(妻殺しの嘘推理編)」なんかはそれぞれあとマイナス1話ずつ減らせた内容だと思うのよね。
なんかねぇもう少しただ単に原稿用紙の枚数だけを増やす様な・原稿用紙をただ文字で埋めるだけの作業ではなく盛り上がり所を意識して面白くお話を構成して欲しいのよね。。。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。
以上
