アニメ「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

 

よくある追放系モノのなろう系作品。
実力があるのに/実は有能なのに何故かパーティーから追放されるという追放系のお定まりパターンから始まり、追放した側が居なくなって初めてアイツ有能だったんだと気付いてザマァ展開するまで追放系テンプレな作品でしたね。

 


また物語途中の語られる主人公の話では治癒魔法以外でも力を付けようと高名な術師に師事しているのですが実はそこで主人公の有能性というか異常さが垣間見えたりしている様子が描かれたりしています。
なんかその様子を見て「俺は全てをパリイする」を思い出しましたね…あの作品も基礎的なことしか覚えられないが実は規格外なことをやっている主人公、というのが描かれていましたね。しかし「~パリイする」の主人公ほど意味分からんデタラメな強さではなく、他の冒険者からすれば異常なくらい強いけど最強というほどではない感じで、タイトルにある「~実は最強につき」はちょっとタイトル詐欺だと思うけどね。

 

 

 

で、物語の展開や強さ設定も「なろう系」な感じのガバガバな雑な大味な都合の良い展開。。。
暗躍していたギルド長の爺さんが実はイイ人だったというのはちょっと面白かったのですが、その行動理由やラスボスの設定などはやはりガバガバで「なろう系」だしこんなもんか…という感じ。

 

 

また主人公の異常性について…実は秘められた真の力・謎の力があるという描き方がされていましたが、結局その力の謎は最後まで分からずキャラの魅せ方、設定説明、強さ設定等々ガバガバなまま終わったなぁと残念な感じ。

 

主人公にしてもヒロインにしてもサブキャラにしてもキャラクターとしての魅せ方、設定がホント雑で粗くなろう系/追放系テンプレ展開やガバガバな世界観設定や強さ設定も相まって作品全体として薄っぺらくなっているのですよね。

 

 


せめて、キャラが良いや設定・世界観が面白い、物語展開・ドラマ造りが巧いなど何か一つでも光るものがあれば良かったのですが…THE・なろう系の平均の様な作品で残念でしたね。

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上