コミックス15巻買いました。読みました。
発売から約1週間経過(電子書籍発売からは既に2週間以上経過)しているのでそろそろネタバレ感想もありかなという事で、今回は15巻の感想・考察となります。
しかし本編(15巻感想)を述べる前に物申したいのが今回の竹書房のアホ所業について…。
(本編内容には触れておらず関係ないため読み飛ばしていただいても構いません)
今巻(メイドインアビス15巻)は電子書籍版が8月17日発売で紙版が8月26日の発売だったのですよね。。。
で、俺はずっと(既刊分は)紙で購入しているので最速の17日発売の電子書籍版から10日弱待たされる事になった訳なのですよね…。
いやいやいや、電書が先っておかしいだろ…。普通は紙が先でちょっと遅れて電書だろ…、最悪紙と電書が同時発売でも許容はするけどさぁ紙版が電書より1週間以上(10日弱)も遅れるってどういう事よ?紙版が電書より1週間以上も遅れるというこの竹書房のアホ所業のせいでこっちは紙版発売までの1週間以上の間ネタバレを踏まない様にと半SNS断ちみたいな窮屈なストレスフルな期間を強いられ辛かったのですね。
紙版発売が遅れたのにはなんか印刷・流通等に依る物理的な制約があっての事なのかも知れませんが、そんなに遅れるのだったらもう電書版の2~3日後にWEB掲載で公開してくれよと思いましたからね。いや、こっちは既刊14巻までを買ってるんだからさぁ紙版発売前にWEBで最新74話が公開されたからと言ってコミックス15巻を買わないなんて事する訳ないのだから、10日弱も待たせるという事をせずにメイドインアビスファンを信じてどうせならもうWEB掲載して欲しかったわ…。
(WEB掲載の場合でも幕間の解説等のおまけページやハワユードコカの公開までは求めていません。あれは単行本特典的な扱いの認識ですからね、そこは全然待てますわよ)
早く読みたいなら電書版を買えよという竹書房のメッセージなのでしょうが…、過去俺のコラムタグ関連の話の中でも述べていますが俺は電子書籍が嫌い(出来れば買いたくない派)なのですよね。
電書が嫌いな主な理由を二つほど挙げると、まず一つが出版社/サービス提供元/作者の都合で購入したはずの電子書籍が読めなくなるというリスクがあるという事。
出版社や電書のサービス提供元の会社が潰れたり作者が何か問題を起こした場合、購入したはずの作品が読めなくなる/アクセスできなくなるという事が起こり得るのですよね…。これが紙版であればたとえ出版社/サービス提供元/作者に何か問題が起きようが物理的に紙の本が手元に残り問題なく読むことが出来るのですよね。しかし電子書籍だと/データだと相手都合で読めなくなるというリスクを孕んでいる…生殺与奪を握られているというのが嫌なのですよね。
しかも価格が紙版と電書版で同じ価格を支払っているのに、一方は確実に手元に残りいつでも問題なく読むことができるのに、一方は相手都合で読めなくなるリスクがあるという紙と電書で同じ対価を支払って購入しているはずなのに電書にはリスク(しかも自己責任・自分管理ではなく相手都合・相手管理というリスク)があるのが納得出来なくて俺は電子書籍が嫌い(出来れば買いたくない派)なのです。
(いや、これがサブスクみたいな(例えば、月額等の定額で竹書房のコミックス全作品全話読み放題みたいな)サービスというのならばまだ納得出来ますよ。特定の作品を紙版と同じ対価を支払って購入した訳ではないのだから読み放題全1000作品ある内の1作品が観れなくなりましたとなっても文句は言えないでしょう、というお話。同じ対価を取るなら一方のサービスにだけリスクを持たせるな、担保しろと考えるのですよね)
二つ目が、上記でもちょろっと触れましたが価格の問題…。俺は電子書籍が出始めた頃は、電書の価格は紙の本と比べて印刷や流通のコストがなくなっている分きっと安くなってるはず(紙版の半値もあり得る!?)と考えていました。ところが今の現状を見ると…紙の価格と変わらない。。。いやね、印刷・流通のコストがなくなったとしても替わりに自社で電書のサービスを立ち上げるにしろ既存サービスの利用・委託するにしろ設備・運営・維持・管理費が掛かるであろうことは理解しますが…、それでも前段で述べたリスク等を考えた場合に紙と電子書籍が同価格というのは俺はちょっと納得できないのですよね…。
(あと気になるが電子書籍版の作者への印税の割合がどうなっているのかも謎で気になっています。紙と電書で同じ価格となっていますが…電書版は印刷・流通分の浮いたコストを出版社が全部吸い取ってる?作者への印税は10%のままなの?というその辺りが不透明で、もし作者への印税率はそのまま(10%)で残り(90%)が出版社に入っているというのなら俺はますます電書版を嫌いになり購入したくはないですね。例えばこれが作者側が70%、出版社側が(電書版の設備・運営・維持・管理費等で)30%とかで電子書版を買うことが作者への応援・貢献となるという事ならまだ許容しますがそんな割合になってる事はまずないでしょうからね…)
上記のような理由から俺は電子書籍は嫌いで出来れば買いたくない派なので、電子書籍優先の様な事はもう二度とやらないで欲しいわ。。。
以上、竹書房のアホ所業への申し立てでした。
以下より本編の15巻感想となります。
今巻(15巻)には第72話から第74話までが収録されていて第72話、第73話についてはWEB公開時に感想を上げているので基本的には割愛させていただきますが、ちょこっと補足等をコメントします。
第72話後の幕間ページ「回想器(ミサグラファ)」のおまけ解説について。
神話の窓とも呼ばれている「回想器(ミサグラファ)」のオースの裏社会での下劣・低俗な使われ方…神話とは対極な俗世・俗界にまみれた使われ方をしているというのが面白い対比ですね。
第73話について。
「第73話 ~感想」で述べたナナチのシェルメナへの「オイラからの小遣い、大事に使えよ」発言について…脚の部品でもあげた事を言ってるのかと感想を書いていたのですが…改めて読み返してたら何か普通にテンマク襲撃時にシェルメナの命を救った事に対して、小遣い…例えあと5日後に死んでしまうとしても、少しだけ寿命が延びた事、生きながらえた命の事を小遣いと言っているのだなと、その救われた命を大事に使えよという事なのだなと解釈/読めましたね…。
で、今巻(15巻)での初見となる第74話について。
…色々と考察が捗る事が明かされましたね。
一番大きいのがやはり「禍文」。知るだけで魂を侵食し人を変質させる遺物文字…「禍文」。
『「獣相」が発生した原因』で『探窟家自らが地上にぶちまけた地獄』というこれまでずっと謎だった『獣相』、『探窟史の恥部』、『ぶちまけられた呪い』へと繋がる考察が捗る匂いがムンムンしますね。
・『獣相』
まずは『獣相』について…「生まれながらの成れ果てである」と語られていて成れ果てという事から獣相は上昇負荷に起因する、つまりアビス深層で生まれるモノと俺は考えていましたが、「禍文」によって人が変質させられるという事が明かされ、地上で「禍文」に侵食・変質させられた「人」が子を成した場合、それが「獣相」として生まれる…地上でも「獣相」が産まれる事の可能性が示されましたね(この場合、変質したのが女性側でなくとも/男性側であっても変質した何かによって子供が「獣相」として産まれる可能性があるのではないかと考えています)。
シェルメナの両親のどちらか、または両方が「禍文」によって浸食・変質させられその結果シェルメナは生まれながらの成れ果て…「獣相」として生まれたのかなと。
しかしまだ分からない/謎なのが、獣相であるニシャゴラ、ヤタラマル、ネヨーゼルが探窟家としての笛を持っている件について。
見つけ次第処分されるはずの獣相がなぜ探窟家の笛を持つ事が出来るのか?探窟家組合が獣相の存在を認めて処分せず笛を与えるとは思えず、スラージョが組合とは関係なく勝手に与えただけとかなのか?それともシェルメナとは違い(双子ではないという点での相違から)ニシャゴラ、ヤタラマル、ネヨーゼルは生まれた時は/若い時はまだ人間ぽかったとかで笛認定を受けた時は人間だったけど加齢とともに段々と獣相化してきたとか?後天的獣相みたいな…だけど、「獣相」の定義が『生まれながら』の成れ果てというのが絶対なら「獣相」とは呼べないのかも?と疑問が残りますね。
また、上記の考察・妄想の場合だったとしても「魂が重なっている」の意味は謎のままであり分かりませんね…。
あと、第74話で「禍文」のことを知ってから改めて第72話でのフラパムの時空間掌握能力の件を観て気になった(面白かった)のが、スラージョの「獣相としての力は最も強い」のセリフ、リコの「世界を変えうるほどの特級遺物は…」のセリフ。
「獣相としての力」と「特級遺物」の話が同じ話の流れの中で語られているのが気になった/面白く思ったのですよね…、フラパムって特級遺物?
俺が過去の感想でも言っている遺物には「人間由来」のモノがあると考えている事…。もしかして「禍文」による変質度の強さ如何によっては「人」だったものが「遺物」になるという事があるのかも…。
(「禍文」の浸食・変質の度合い、獣相度の強さは「フラパム>>>>シェルメナ>ニシャゴラetc」みたいな感じ?獣相は時間経過とともに最終的に「遺物」へと変わるとか?)
・『探窟史の恥部』
・『ぶちまけられた呪い』
「探窟家自らが地上にぶちまけた地獄」というのが「探窟史の恥部」に繋がっている、「禍文」が関わっているとは思うのですが…う~ん、まだ分からんね。
「探窟史」と言うからには一部の探窟家のやらかしではなくある時代の探窟家の全てが知らずに積極的に行ってたやらかし、恥ずべき行いみたいな事だと思われます。そしてハワユードコカのエピソードでオーゼンとジルオが訪ねた事故った間抜け(便宜上「ジコマちゃん」)。このジコマちゃんは地上でぶちまけられた呪い・地獄の被害者(引き起こした張本人?利用しようとして/悪だくみして制御失敗した間抜け?)であると考えられますが、同じくぶちまけられた呪い・地獄の被害者?と思われるシェルメナの年齢から考えると呪いがぶちまけられたのは/探窟家自らが地上にぶちまけた地獄というのはつい最近の事なのか?という疑問。
いや、俺はてっきり「『探窟史』の恥部」というからには長い探窟家の歴史の中でもずっと昔(例えばオーゼンがまだ若い・新人くらいの以前の頃と想像してたけど)に行なわれたやらかし・黒歴史という感じだと考えていたので、そんなつい最近の出来事だとは思っていなかったのですよね…。
地上(オース)でそんなつい最近(少なくともシェルメナ誕生時に)「地獄」がぶちまけられたというのならリコが知らないというのも疑問だし、またリコはまだしもジルオも知らないっぽいのも分からない・疑問ですよね。
(それとも、そもそも「ぶちまけられた呪い」と「探窟家自らが地上にぶちまけた地獄」は全くの別物と考えるべきなのか?)
あと、前回(第73話の感想)でナナチの脚ない?と心配していたのですが、第74話内にて引きの画ではありますがうつ伏せ状態のナナチの下半身が描かれてましたね…。下半身がゴソッと削られてるのかなと思っていたのですが、心配(予想)が外れて良かったですかね。。。
最後に、空中に浮かぶ巨大な窓、謎空間「遥かなねぐら(モーンスランバー)」について。
「遥かなねぐら(モーンスランバー)」を目的地としてスラージョは「当てはある」として窓のそばまで近づこうとしていましたが…近づいてどう入るの?近づいたら上空に在る窓へは上昇負荷で登れないしどうすることも出来ないんじゃないの?入るのなら水平移動で空を飛んで入るしかなくない?と疑問なのですよね。
まぁ今はそんなこと考えてる状況じゃなくなっちゃけど…、次から次へと危機が訪れ物語も佳境という感じで面白いですね。
今巻(15巻)の感想については取り敢えずこれで終わりにしようと思います、またなんか思いついたら追記するかも…次回(第75話)が怖待ち遠しいですね。
以上