「メイドインアビス」 ~最新15巻 ~感想

コミックス15巻買いました。読みました。
発売から約1週間経過(電子書籍発売からは既に2週間以上経過)しているのでそろそろネタバレ感想もありかなという事で、今回は15巻の感想・考察となります。

 


しかし本編(15巻感想)を述べる前に物申したいのが今回の竹書房のアホ所業について…。

 

(本編内容には触れておらず関係ないため読み飛ばしていただいても構いません)

 

 

今巻(メイドインアビス15巻)は電子書籍版が8月17日発売で紙版が8月26日の発売だったのですよね。。。
で、俺はずっと(既刊分は)紙で購入しているので最速の17日発売の電子書籍版から10日弱待たされる事になった訳なのですよね…。

 

いやいやいや、電書が先っておかしいだろ…。普通は紙が先でちょっと遅れて電書だろ…、最悪紙と電書が同時発売でも許容はするけどさぁ紙版が電書より1週間以上(10日弱)も遅れるってどういう事よ?紙版が電書より1週間以上も遅れるというこの竹書房のアホ所業のせいでこっちは紙版発売までの1週間以上の間ネタバレを踏まない様にと半SNS断ちみたいな窮屈なストレスフルな期間を強いられ辛かったのですね。

 

紙版発売が遅れたのにはなんか印刷・流通等に依る物理的な制約があっての事なのかも知れませんが、そんなに遅れるのだったらもう電書版の2~3日後にWEB掲載で公開してくれよと思いましたからね。いや、こっちは既刊14巻までを買ってるんだからさぁ紙版発売前にWEBで最新74話が公開されたからと言ってコミックス15巻を買わないなんて事する訳ないのだから、10日弱も待たせるという事をせずにメイドインアビスファンを信じてどうせならもうWEB掲載して欲しかったわ…。
(WEB掲載の場合でも幕間の解説等のおまけページやハワユードコカの公開までは求めていません。あれは単行本特典的な扱いの認識ですからね、そこは全然待てますわよ)

 

 

早く読みたいなら電書版を買えよという竹書房のメッセージなのでしょうが…、過去俺のコラムタグ関連の話の中でも述べていますが俺は電子書籍が嫌い(出来れば買いたくない派)なのですよね。
電書が嫌いな主な理由を二つほど挙げると、まず一つが出版社/サービス提供元/作者の都合で購入したはずの電子書籍が読めなくなるというリスクがあるという事。

 

出版社や電書のサービス提供元の会社が潰れたり作者が何か問題を起こした場合、購入したはずの作品が読めなくなる/アクセスできなくなるという事が起こり得るのですよね…。これが紙版であればたとえ出版社/サービス提供元/作者に何か問題が起きようが物理的に紙の本が手元に残り問題なく読むことが出来るのですよね。しかし電子書籍だと/データだと相手都合で読めなくなるというリスクを孕んでいる…生殺与奪を握られているというのが嫌なのですよね。


しかも価格が紙版と電書版で同じ価格を支払っているのに、一方は確実に手元に残りいつでも問題なく読むことができるのに、一方は相手都合で読めなくなるリスクがあるという紙と電書で同じ対価を支払って購入しているはずなのに電書にはリスク(しかも自己責任・自分管理ではなく相手都合・相手管理というリスク)があるのが納得出来なくて俺は電子書籍が嫌い(出来れば買いたくない派)なのです。

 

(いや、これがサブスクみたいな(例えば、月額等の定額で竹書房のコミックス全作品全話読み放題みたいな)サービスというのならばまだ納得出来ますよ。特定の作品を紙版と同じ対価を支払って購入した訳ではないのだから読み放題全1000作品ある内の1作品が観れなくなりましたとなっても文句は言えないでしょう、というお話。同じ対価を取るなら一方のサービスにだけリスクを持たせるな、担保しろと考えるのですよね)

 

 

二つ目が、上記でもちょろっと触れましたが価格の問題…。俺は電子書籍が出始めた頃は、電書の価格は紙の本と比べて印刷や流通のコストがなくなっている分きっと安くなってるはず(紙版の半値もあり得る!?)と考えていました。ところが今の現状を見ると…紙の価格と変わらない。。。いやね、印刷・流通のコストがなくなったとしても替わりに自社で電書のサービスを立ち上げるにしろ既存サービスの利用・委託するにしろ設備・運営・維持・管理費が掛かるであろうことは理解しますが…、それでも前段で述べたリスク等を考えた場合に紙と電子書籍が同価格というのは俺はちょっと納得できないのですよね…。

 

(あと気になるが電子書籍版の作者への印税の割合がどうなっているのかも謎で気になっています。紙と電書で同じ価格となっていますが…電書版は印刷・流通分の浮いたコストを出版社が全部吸い取ってる?作者への印税は10%のままなの?というその辺りが不透明で、もし作者への印税率はそのまま(10%)で残り(90%)が出版社に入っているというのなら俺はますます電書版を嫌いになり購入したくはないですね。例えばこれが作者側が70%、出版社側が(電書版の設備・運営・維持・管理費等で)30%とかで電子書版を買うことが作者への応援・貢献となるという事ならまだ許容しますがそんな割合になってる事はまずないでしょうからね…)

 

 

上記のような理由から俺は電子書籍は嫌いで出来れば買いたくない派なので、電子書籍優先の様な事はもう二度とやらないで欲しいわ。。。
以上、竹書房のアホ所業への申し立てでした。

 

 

 

 


以下より本編の15巻感想となります。

 

今巻(15巻)には第72話から第74話までが収録されていて第72話、第73話についてはWEB公開時に感想を上げているので基本的には割愛させていただきますが、ちょこっと補足等をコメントします。

 

 

第72話後の幕間ページ「回想器(ミサグラファ)」のおまけ解説について。
神話の窓とも呼ばれている「回想器(ミサグラファ)」のオースの裏社会での下劣・低俗な使われ方…神話とは対極な俗世・俗界にまみれた使われ方をしているというのが面白い対比ですね。

 

 


第73話について。
第73話 ~感想」で述べたナナチのシェルメナへの「オイラからの小遣い、大事に使えよ」発言について…脚の部品でもあげた事を言ってるのかと感想を書いていたのですが…改めて読み返してたら何か普通にテンマク襲撃時にシェルメナの命を救った事に対して、小遣い…例えあと5日後に死んでしまうとしても、少しだけ寿命が延びた事、生きながらえた命の事を小遣いと言っているのだなと、その救われた命を大事に使えよという事なのだなと解釈/読めましたね…。

 

 

 

で、今巻(15巻)での初見となる第74話について。
…色々と考察が捗る事が明かされましたね。
一番大きいのがやはり「禍文」。知るだけで魂を侵食し人を変質させる遺物文字…「禍文」。

 

『「獣相」が発生した原因』で『探窟家自らが地上にぶちまけた地獄』というこれまでずっと謎だった『獣相』、『探窟史の恥部』、『ぶちまけられた呪い』へと繋がる考察が捗る匂いがムンムンしますね。

 

 


・『獣相』
まずは『獣相』について…「生まれながらの成れ果てである」と語られていて成れ果てという事から獣相は上昇負荷に起因する、つまりアビス深層で生まれるモノと俺は考えていましたが、「禍文」によって人が変質させられるという事が明かされ、地上で「禍文」に侵食・変質させられた「人」が子を成した場合、それが「獣相」として生まれる…地上でも「獣相」が産まれる事の可能性が示されましたね(この場合、変質したのが女性側でなくとも/男性側であっても変質した何かによって子供が「獣相」として産まれる可能性があるのではないかと考えています)。

シェルメナの両親のどちらか、または両方が「禍文」によって浸食・変質させられその結果シェルメナは生まれながらの成れ果て…「獣相」として生まれたのかなと。

 


しかしまだ分からない/謎なのが、獣相であるニシャゴラ、ヤタラマル、ネヨーゼルが探窟家としての笛を持っている件について。

見つけ次第処分されるはずの獣相がなぜ探窟家の笛を持つ事が出来るのか?探窟家組合が獣相の存在を認めて処分せず笛を与えるとは思えず、スラージョが組合とは関係なく勝手に与えただけとかなのか?それともシェルメナとは違い(双子ではないという点での相違から)ニシャゴラ、ヤタラマル、ネヨーゼルは生まれた時は/若い時はまだ人間ぽかったとかで笛認定を受けた時は人間だったけど加齢とともに段々と獣相化してきたとか?後天的獣相みたいな…だけど、「獣相」の定義が『生まれながら』の成れ果てというのが絶対なら「獣相」とは呼べないのかも?と疑問が残りますね。
また、上記の考察・妄想の場合だったとしても「魂が重なっている」の意味は謎のままであり分かりませんね…。

 

 

あと、第74話で「禍文」のことを知ってから改めて第72話でのフラパムの時空間掌握能力の件を観て気になった(面白かった)のが、スラージョの「獣相としての力は最も強い」のセリフ、リコの「世界を変えうるほどの特級遺物は…」のセリフ。
「獣相としての力」と「特級遺物」の話が同じ話の流れの中で語られているのが気になった/面白く思ったのですよね…、フラパムって特級遺物?

 

俺が過去の感想でも言っている遺物には「人間由来」のモノがあると考えている事…。もしかして「禍文」による変質度の強さ如何によっては「人」だったものが「遺物」になるという事があるのかも…。
(「禍文」の浸食・変質の度合い、獣相度の強さは「フラパム>>>>シェルメナ>ニシャゴラetc」みたいな感じ?獣相は時間経過とともに最終的に「遺物」へと変わるとか?)

 

 

 

・『探窟史の恥部』
・『ぶちまけられた呪い』
「探窟家自らが地上にぶちまけた地獄」というのが「探窟史の恥部」に繋がっている、「禍文」が関わっているとは思うのですが…う~ん、まだ分からんね。


「探窟史」と言うからには一部の探窟家のやらかしではなくある時代の探窟家の全てが知らずに積極的に行ってたやらかし、恥ずべき行いみたいな事だと思われます。そしてハワユードコカのエピソードでオーゼンとジルオが訪ねた事故った間抜け(便宜上「ジコマちゃん」)。このジコマちゃんは地上でぶちまけられた呪い・地獄の被害者(引き起こした張本人?利用しようとして/悪だくみして制御失敗した間抜け?)であると考えられますが、同じくぶちまけられた呪い・地獄の被害者?と思われるシェルメナの年齢から考えると呪いがぶちまけられたのは/探窟家自らが地上にぶちまけた地獄というのはつい最近の事なのか?という疑問。

 

いや、俺はてっきり「『探窟史』の恥部」というからには長い探窟家の歴史の中でもずっと昔(例えばオーゼンがまだ若い・新人くらいの以前の頃と想像してたけど)に行なわれたやらかし・黒歴史という感じだと考えていたので、そんなつい最近の出来事だとは思っていなかったのですよね…。

 

地上(オース)でそんなつい最近(少なくともシェルメナ誕生時に)「地獄」がぶちまけられたというのならリコが知らないというのも疑問だし、またリコはまだしもジルオも知らないっぽいのも分からない・疑問ですよね。

 

(それとも、そもそも「ぶちまけられた呪い」と「探窟家自らが地上にぶちまけた地獄」は全くの別物と考えるべきなのか?)

 

 

 

あと、前回(第73話の感想)でナナチの脚ない?と心配していたのですが、第74話内にて引きの画ではありますがうつ伏せ状態のナナチの下半身が描かれてましたね…。下半身がゴソッと削られてるのかなと思っていたのですが、心配(予想)が外れて良かったですかね。。。

 

 

 

最後に、空中に浮かぶ巨大な窓、謎空間「遥かなねぐら(モーンスランバー)」について。
「遥かなねぐら(モーンスランバー)」を目的地としてスラージョは「当てはある」として窓のそばまで近づこうとしていましたが…近づいてどう入るの?近づいたら上空に在る窓へは上昇負荷で登れないしどうすることも出来ないんじゃないの?入るのなら水平移動で空を飛んで入るしかなくない?と疑問なのですよね。
まぁ今はそんなこと考えてる状況じゃなくなっちゃけど…、次から次へと危機が訪れ物語も佳境という感じで面白いですね。

 

 


今巻(15巻)の感想については取り敢えずこれで終わりにしようと思います、またなんか思いついたら追記するかも…次回(第75話)が怖待ち遠しいですね。

 

 

以上

 

 

アニメ「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」を一気観しました。以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


漫画原作のラブコメ作品だと思っていたら「なろう系」発(WEB投稿小説発)の作品でした。いやまぁ確かに良く考えてみればタイトルからして「なろう系」なタイトルだし、そして話の構成も漫画原作にしては雑な構成だな(長期連載を視野に入れた構成ではない)と感じる造りなので「なろう系」発/WEB投稿の素人小説発と言われれば分かる感じはしますね。

 


問題点をいくつか挙げていくと…、まずやりたい事、描きたい事は分かるけどこれって陰キャ男、男オタクの願望というか妄想詰め込み作品よね。B級映画という趣味が共通したからと言って一軍女子から話しかけられて仲良くなるなんて都合の良い事ないわ…、まぁ夢よね、妄想逞しいわよね。よしんば話しかけられたとして上手いこと話せずガッカリされるのが落ちでましてや男の家に遊びに行くなんてよほど最初から主人公に対する好感度が高くないと有り得ないだろというホント夢みたいなお話展開なのですよね…。

 

 

まぁそこまではなんとか導入・設定のパートだと思って受け入れるにしても、次の問題がヒロインの設定。「2番目~」という事は必然1番目がいるという事でヒロインはこれまで1番目の娘に友達を取られてきた(1番目の娘の方と仲良くなっちゃう)過去があり、今度こそは/主人公の事は取られたくないという思いがあった事が語られます。


ここで思ったのがなぜ主人公を選んだのかという点。仮に同じ趣味(B級映画好き)を持つイケメンor陽キャの男友達が居たとしたらヒロインはそいつらを選んだのだろうか?それでも主人公を選んだのか?おそらくそれでも主人公を選ぶのだろうと考えるのですが、その理由が「こいつだったら裏切らない、こんな誰も相手にしなさそうな陰キャオタク相手にこの私が好意を寄せてあげてんだからこいつなら大丈夫だろう」という思惑が見える/感じられるのですよね。今の時代同好の士を見つけるのなんてネット・SNSでも使えばいくらでも見つかるだろうに女慣れしてる様な連中は相手にせず敢えて主人公を選んでる辺りがなんか打算を感じるのですよね。

 


で、このヒロイン設定があるために1番目の娘に主人公の事を取られそうと思い焦る展開になるのが物語中盤までの話でおそらくこの第5話くらいまでが小説の第1巻になるのではと考えています。まぁ言ってしまえばこの第1巻の終わりの段階でほぼほぼ主人公とヒロインのカップルが成立する話になっているのですよね。


この辺りがもしこれが漫画原作のラブコメ作品だったら絶対カップル成立するみたいな展開にはしないよな(第3、第4、第5のヒロインが出る展開にするはず)/こんな展開するのは漫画原作作品ではないなと感じる点にもなっていて、カップルが成立してしまってはこの後の展開が消化試合、惰性、冗長になってしまうだろうに…とその展開・構成の雑さに疑問なのですよね。

 

 

実際、この後の年末の話…主人公が風邪をひくエピソードなんだよこれ。。。風邪をひく、ヒロインが看病するくらいまでの展開は別は全然良いけどさぁ、ヒロインの自宅に主人公を泊まらせて看病する、ヒロインが同じ部屋で寝るなんてアホか。もう夢とか妄想を描いているにしてもアホ過ぎて有り得なさすぎて呆れたのですよね、酷いお話の内容だ…。幼い頃から知ってる仲、家族ぐるみの付き合いを長くやってるのならともかくよう知らん他人を年末家に泊めて一緒に過ごすなんて絶対イヤやわ。。。

 


その後の離婚した父親のエピソードにしても、既にカップル成立させちゃったからどうでも良い枝葉の話で繋いでる感が凄まじくて正直どうでもいいエピソードでしたね。ホント作品の構成が出来てない、見通しが立てられてない作品だなと感じる雑な作品なのですよね。これが漫画原作なら/素人が一人で描いて投稿しているのではなく担当編集なりの意見交換がある漫画作品であったならこんな雑な構成にはならなかっただろうなと感じるというお話。

 

 

 

あとはヒロインの描き方。カップル成立した後はもうなんか無条件に主人公に対して好意を寄せてる愛玩動物みたいな描かれ方なのですよね。意思のある一個の人間・キャラクターという描き方ではなく愛してやらなければ/世話してやらなければ死んでしまうか弱い小動物的な感じの描かれ方で気持ち悪さを感じてしまいましたね。まぁこの辺りが素人小説(以下略)。。。

 

 

 

夢、妄想の導入・設定パートは目を瞑るにしても以降のエピソード、展開・構成については納得をもってしっかり作って欲しかったと感じる残念な作品でしたね。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上

 

 

アニメ「姫騎士は蛮族の嫁」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「姫騎士は蛮族の嫁」を一気観しました。以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


異世界ファンタジーが舞台ですがこれは「なろう系」ではないなと思いましたね…。
主人公がチート能力を持ってる訳でもないし「なろう系」の導入・設定、テンプレ展開とも違うし…、と「なろう系」/異世界ファンタジーの舞台設定ではあるけど「なろう系」発ではない、漫画原作の作品だろうなと考えていました…直近で言えば「29歳独身中堅冒険者の日常」と同じタイプの作品かなと思いましたね、、、で、実際wikiを見たらやはり漫画原作の作品でしたね。

 

 


物語の内容についてですが、戦争中の敵将に捕らわれた主人公の姫騎士の所謂「くっ殺」な導入・設定から始まりそこから敵将から求婚されて物語が始まる展開となります。しかし、蛮族と思って戦っていた相手が内情を知ると実は自分たちより知識も技術も上で自分たちの方こそが蛮族だったというお話になっていきます。

 

 


まぁ物語序盤のこの設定説明でよう分からんのが、そもそも何故戦争しているのかという点…。蛮族と言われている敵国側はおそらく積極的に攻撃している訳ではなく/野蛮で好戦的な種族という訳ではなく姫騎士側の国から攻め入られてるから応戦してるだけだと思うのですよね(食糧難とかの設定だったと思うけど)。

 

 

話の通じない本当の蛮族という訳でもないだろうになぜ対話ではなく武力による衝突が発生しているのか…、しかもそれが数十年単位で続いているというのが良く分からない、納得がないのですよね。

 

また、主人公の姫騎士は敵国の村に結構すんなり(その強さを以って)受け入れられるのですが、それもよう分からん…。実際に殺し殺されの戦争をやってんのに/お互い自分たちの家族、親族が殺されてる状況なのにそんな簡単に敵国の人間を受け入れられるのかねぇ、と納得がないのです。
さらに、物語中盤では主人公の憧れでもあった先輩姫騎士が敵将の母親であったという事も明らかになるのですが…、結構身分もある先輩姫騎士だった様だけど…、敵国と自国の戦争を何故止めようとはしないのかね…と納得がない。先輩姫騎士の自国には家族・親族、親しくしてた者もいるだろうに、もしそれらの者が殺されたら…と、戦争状態をずっと続けているというのに何も手を打たなかったのか?と意味が分からんのですよね。自分は敵国で幸せに暮らしているから元自国の事なんてどうなっても良い、知らんという事なのかしら?

 

まぁもしかしたら国のトップの方で対話を望んでいる敵国の使者を黙殺、謀殺して無理やり戦争状態に持ち込んだりしてるとかの設定・事情があるのかもだけど…、だったらそれを(事実を)主人公・姫騎士に知らせるなりして見せても良いのにお話の構成・見せ方に納得がないと感じるのですよね。

 

 


物語終盤では古代文明の超科学みたいなロボットみたいなオーバーテクノロジーの遺物が仄めかされたりして世界観が広がっていく感じでしたが…、そんなに風呂敷・設定を広げて綺麗に畳めるのかねぇとちょっと心配になりますね。

 

 

 

世界観設定やキャラクター等々色々と雑に感じられる部分も多いのですが異世界ファンタジー作品の変わり種という事でちょっと楽しめましたよ。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上

 

 

アニメ「左ききのエレン」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「左ききのエレン」を一気観しました。以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


う~ん、観ていて不思議とストーリに見入ってしまう魅力を持った作品でしたね。
主人公は一応、朝倉光一になるのかな。しかし朝倉光一のサクセスストーリーというお話でもないのですよね。かと言ってタイトルのエレンが物語の中心に居て活躍するお話でもない…。
2~3話のエピソード単位で結構頻繁に物語の中心人物がコロコロ変わるし時系列も行ったり来たりの繰り返しで分かり難い構成となっているのですが不思議とストーリーに惹き込まれて見入ってしまうのですよね。

 

そういう意味からもこの作者のタイプはストーリー仕立てかドラマ(キャラ)仕立てかで言うと明らかにストーリー仕立てで魅せるタイプの作者となりますね。一応、そのストーリーの中でキャラ(ドラマ)としても魅せている構成となってはいるのですが、主人公が常に物語の中心に居ないことや活躍という活躍をしないこと、タイトルにもなっているエレンとの関わり、関係も薄いこと等々からドラマ(キャラ)仕立ての物語作品としては弱く感じる造りとなっており、ストーリー:ドラマ(キャラ)の比率で言うと、7:3or8:2くらいの構成比率となっていますね。

 

 

ドラマ(キャラ)としてサブキャラについては、最初は仕事はできるけどイヤな性格の奴かなと思っていた登場キャラたちも実は面倒見が良いイイ奴キャラだったりとギャップ、二面性で魅せたりといった構成の妙もあるのですが、やはりドラマ(キャラ)としての面白さというよりは広告代理店というニッチで目新しい舞台での物語というストーリーの起伏という部分に惹かれているのかなと感じますね。

 

 

 

あと、物語内容とは別に面白かった(可笑しいの意)のが、エレンの幼馴染の加藤さゆり役の声が「進撃の巨人」のミカサ役だった石川由依さんなのですよね。作者も作品も世界観も全然違うのにエレンの名を呼んでるのがおもしろ可笑しかったですね。いや、これ狙ってキャスティングしたんじゃねえのと邪推したくらい…(半分冗談だけど半分本気)。

 

 

 

ストーリーに強く引き込まれる力強さを持った作品であり1クールでそれなりにキリの良い所まで描かれて終わった感じですが、朝倉光一の物語としてもエレンの物語としてもまだまだ途上という感じで続きがあるのなら観たいですね。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上

 

 

アニメ「ようこそ実力至上主義の教室へ 4th Season 2年生編1学期」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ようこそ実力至上主義の教室へ 4th Season 2年生編1学期」を一気観しました。以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


4期もアニメ化されてるんだから人気があるという事なのだろうけど…、「~3期 感想」でも書いてますが、この作品はホント「カイジ」や「ライアーゲーム」、「嘘喰い」の様な頭脳戦・心理戦というものが全くできてない作品なのですよね。

 

もうこの作品(「よう実」)に頭脳戦や心理戦なんか期待すんなって話になのでしょうが、いやだったら最初からゲーム・試験のルールの明示、説明なんかすんなよって話なのですよね。。。

 

ゲーム・試験のルールや勝利条件・敗北条件などが説明されたらさぁ、そのルールの中で如何に相手を出し抜くか、必勝法をいち早く見つけるか、ルールの穴を見つけそこを突くか、大逆転するか…、を考えさせるモノと思うじゃん…。それなのにこの作品は最初に説明されたゲームのルールパートなど全く関係なく・意味なく作中のゲーム・試験があっさり終わるのですよね…。アホかと。。。

 

ルールの裏をかいた主人公の天才的な閃きや奇抜な発想等を見せてそこに視聴者が驚き/感心を受けて面白さに繋がるというのですが頭脳戦・心理戦を描いた作品の醍醐味と言えるのですが…、この作品には全くそれがないのですよ…。

 

 


物語は大きく1年生とのペア試験編と無人島編の二つに別れてましたが、前半のペア試験編なんてホント1年生の顔見せ的な意味しかなくその試験自体のルールやポイントについて考える意味が全くない内容だったのですよね。
新入生の顔見せ・紹介パートをやりたいんだろうけどさぁやるならもっと上手い事/しっかりと物語内容とキャラクターを絡ませた構成の魅せ方にしろやと思うのですよね…。

 

あとこれは物語内容/ストーリーは関係なくキャラデザの話ですが新1年のDクラスの男リーダー…高校生じゃねえじゃん、おっさんじゃんというキャラデザ。30~40代のおっさんの風格だったぜ…。

 

 

 

で、次の無人島試験編。これも目的地や到着ポイント、課題といったルール説明がなされて俺は主人公がどうやって勝ちに行くのか、どうやって一発逆転し一位になるのか等々を考えながら観ていたのですが…、なんの工夫もなく、ルールの穴を突くとか裏をかくとか驚くべき方法で逆転するとかが一切まったく微塵もなく普通にそこそこの状態でクリアしたというだけ終わりましたとさ…。はぁ…ホントもう考えて観てるのが馬鹿らしくなる作品よね…。もうイライラするのを通り越して呆れて物も言えないという感想ですよ。。。

 


一応wikiを見るとこの作品(「よう実」)のジャンルに頭脳戦とありますが、どこが?wと笑っちゃいますよ。この作者は頭脳戦・心理戦を描く能力がないのなら/描く気がないのなら最初からゲーム・試験のルール説明なんかやるなよ…、こちらが一生懸命考えてるのが馬鹿みたいな・ただ無駄になる時間を作ってるだけの全く意味のない時間、になっているのですよ。

 

 


ホントなぜこの作品がアニメが4期も作られるほど人気なのか俺にはまるで分らん…。主人公が暴力で無双するのが観たいだけ、主人公がハーレム作ってるのが観たい・面白いと思われてるのかな…。

 


あと、どうでも良い事ですが、無人島試験編での新1-Dのボス猿と2-Cの長髪男との対決。2年の長髪男は1年のおっさんにボコられるのですがもう少し奮闘しても良かったんじゃない。あまりに一方的にボコられ過ぎだろ。その後の展開で長髪男が潜ませておいた伏兵と一緒に1年のおっさんを逆にボコすのですがそこはまぁ良いです、長髪男は勝つためにそういう事をやる奴だったからね。俺が気になったのはその後、長髪男は一度の勝負に勝ってそれで満足する奴じゃなかったはず。
もう二度と立ち向かってこない様に心を折りにくる性格に奴だったはず…、それなのにただ一度ボコしただけで終わり、二度と刃向かってこない様におっさんの心を折るまで徹底的にやらなかったのがなんかキャラ違ぇだろ、と納得がないのですよね。
(もしかして作者が長髪男のキャラ忘れてる?)
1年おっさんを自主退学させるくらいまで追い詰めたらまだ納得あったけど…。

 

 

 

なんか5期も決定している様ですがおそらく今後の物語内容も考えるだけ馬鹿を見る様な話だろうから何も考えずにただ流れてくる映像を観るだけ、暴力で無双する主人公を、女に惚れられまくる主人公を観るだけにした方が良い、正しい観かたなのでしょうね。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上

 

 

アニメ「杖と剣のウィストリア Season2」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「杖と剣のウィストリア Season2」を一気観しました。以下、多少のネタバレを含む感想となります。


2026年春アニメの中で世間的に評価が高かった(気がする)作品ですが…、「~第1期 感想」でも書いたことですが、俺的にはこの作品てあまり評価は高くないのですよね…。

 


ホント俺的には、大森藤ノ作品って世間の評価程には全くハマれないのですよね…。いやね、決して面白くない/つまらないということはないのですが特段良くもなければ悪くもないという感じの作品なのですよ。

 

お話の構成としてはしっかり主人公が物語の中心に居て活躍し盛り上がる展開となってはいますが…、まぁ良くも悪くも王道の範疇というか飛び抜けた面白さがない、他の作品と比べてユニークな設定もない、キャラクターが特に魅力的に描けている訳でもない…、ただ王道的な構成を真面目に優等生っぽくこなしているだけの作品という印象なので良くもなく悪くもなくという感じとなるのですよね。

 

決して王道構成が悪いという話ではなく、そこに+αを作れないのが問題だと考えています。その+αを作れないが故に俺的には大森藤ノ作品って「平均点」な作品となってしまうのですよね、

 

 

 

基本的な感想は「第1期」と変わらず(特段良くもなく悪くもない)なのですが今作「~ Season2」の物語で納得できない点が1つありましたね。


物語前半での学院襲撃事件で魔法が効かない敵集団に学院の生徒たちが苦戦する中、何やかんやあって覚醒した主人公が一人でほぼ全ての敵を駆逐するのですよね。主人公が居なければ全滅必至という状況の中で主人公が学院皆を救った形なのですよね。それなのに、塔へ登ったあと無能者扱い、歯車的な役割・塔の部品として一生を終えろ的な扱いを受けるのですよね…。いやいやいや、この世界には論功行賞とかの考えがないの?アホなの?と学院を一人で救ったはずの英雄的な主人公のその扱いに全く納得がない、意味が分からない展開・理屈なのです…。


ホント納得がない…ただ主人公に理不尽、試練を与えるためだけ/物語のドラマ・谷を与えるためだけの納得がない物語展開、作者の都合というメタ的要因のためのお話の流れにちょっとイライラしましたね。

いや、そんな無理やりにドラマを作るために/ただ主人公に理不尽・試練を与えるためだけに意味の分からない理屈で全く納得のない物語を展開させるなよ…、やるなら納得できる理由を描いて見せろよ、描く努力をしろよとイライラしたのですよ。


その他については特に語ることはないかな…(まぁ燃える展開とするために色々とご都合展開もありはするのですがそこはエンタメを優先したとして)、特段良くも悪くもなく、ですかね。

 

 

 

作画・演出面についてはレベルの高い、気合の入ったアニメーションで大変良かったのですが、なんか世間的に評価が高かった(気がする)のはこの作画・演出面(とその勢いに乗った展開/作画ありきの燃える展開)が要因の様な気がする…。

やはり大森藤ノ作品にいまいちハマれない俺としては作画は良いけどお話自体はそれほどでもって感じの作品で
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上

 

 

アニメ「レプリカだって、恋をする。」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「レプリカだって、恋をする。」を一気観しました。以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


2026年春アニメの中でも世間的にそこそこ評価が高かった(気がする)作品だったので観てみたのですが…、俺的にはちょっと色々と微妙な感じの作品でした。お話の設定としては「パーマン」のコピーロボット的な設定なのですが、主人公はコピーロボット(レプリカ)の方となっていますね。

 

オリジナルの方は基本的にやりたくない事、面倒な事をレプリカの主人公に押し付けている感じでレプリカ側はオリジナルのためにと勉強や人付き合いも真摯に健気に対応・行動します。で、そんな感じに学校生活でも良い雰囲気で過ごしていたら彼氏ができましたという話になり更には実はその彼氏もレプリカでしたという展開となっていきます…。

 


物語序盤で展開されたこのお話を観て早々に俺が気になったのは…、レプリカの恋、レプリカ同士の恋、この物語展開で綺麗にハッピーエンドで終わらせようと思ったら結構難しいぞ…この物語はどう決着させるんだ?納得ある形でみんな幸せに終われるのかという疑問・不安でしたね。

レプリカという事は当然戸籍なんかも存在しない訳でその状態でオリジナルとは別個の一人の人間として暮らしていけるとは到底思えません…。この問題を解決するためには力技で強引にご都合展開で実は双子でしたと社会・世間を騙して納得させるくらいしかないのではないかと考えました。あとはレプリカの症状が全世界的規模で確認されてレプリカにも人権を…という流れになり人権・戸籍が認められるとかの無理くり展開でしょうか…。

 

と、そんな強引な力技くらいしか解決方法が思いつかず、あとはどう考えてもレプリカが最終的に消える・消されるバッドエンド展開(必ずしもバッドとは言えない流れにもできるかとは思いますが)なのですよね。。。

 

 


俺はホントどう物語を/レプリカという存在について終着させるのか考えてずっと物語作品を観ていたのですが物語中盤で驚いた/興味を惹かれたのが元生徒会長のレプリカエピソードでの事。
その中で描かれたのが元生徒会長の親がレプリカを認識しているという設定を観て俺は「おっ、これはレプリカという存在についての終着の答え・今後の展開のヒントが示されるのでは?」と期待したのですよね。ところが示されたのは答えやヒントなんてものではなくただ期待の裏切り、それだけでした…。せっかくレプリカ主人公やレプリカ彼氏にはない設定…親がレプリカという存在を認識しているという新設定が追加・示されたのに、その新設定を活かして今後(レプリカの将来)の話が展開される事はなく、元生徒会長の死という形で雑にその新設定がなんの意味もなく/活かされる事もなく閉じられた全くの納得のない、呆れた物語展開になんか色々考え観るのが馬鹿らしくなったのですよね。

 


まぁそれでも最後まで決着まで(レプリカという存在について終着させるのか)観てから判断しようと思い一応は最後まで観ましたが…、案の定、俺が納得できるような形の綺麗な形/俺の期待・想像を超えるハッピーエンドの形なんてものはあるはずもなく、普通にレプリカという存在が消えて終わる/消えるしかないよねという形の何の面白味もない・ホント物語中一生懸命色々考えてみていたのが馬鹿みたいな呆れる展開・終着でガッカリというか腹が立って終わりましたね。

 

 

 

全話観終わった後にwikiを見たのですが、なんか最終話でレプリカと一つになった主人公のオリジナルは、レプリカの彼氏のバスケ少年とではなくあの調子のイイ男子生徒と付き合ってるみたいね…(なんか確かにアニメでオリジナルが調子イイ男子を観て顔を赤らめてる画があったけど)。
いやいやいや、それはどうなの?と俺は思うけどね。。。レプリカが好きだったのはバスケ少年の方だったはずだけど、レプリカと融合?して/統合されて一人に戻ったオリジナルにはレプリカのその記憶・気持ち・感情・経験した事は一切融合・統合されてないの?それで良いの?二つに別れてた気持ちや感情が/欠けていた気持ちや感情が融合して/統合されて一つになったはずなのにレプリカが育んできた記憶・気持ち・感情や経験は全てなかった事にされてるけどそれで良いの?とその展開に全く納得がないのです…。

なんかこの作者はそういう「納得」を全く考えずただ単に奇を衒って/予定調和な関係を嫌って、というだけの理由でレプリカが育んできた記憶や経験を全てなかった事にしてるだけな気がする…、だから俺はそこに納得を感じないのです。あのムードメーカー的な調子のイイ男子生徒とくっつけたいのであればそれ相応の理由や要素を明示的に納得できるように描かないといけないのにそれをやらずに全13話の物語中にレプリカが積み重ねてきた/紡いできた物語を記憶を経験を蔑ろにして/なかった事にしてただ単に奇を衒って/予定調和な関係を嫌って/王道を嫌って納得のない展開・関係性を描いているからイライラする・腹が立つのです。

 

 

上述した元生徒会長エピソードの件といい、最終話でのオリジナルの彼氏問題といい、全く納得を作ることができない/物語の構成としておかしいものを描いていておかしいと感じないこの作者のセンス・感性は俺とは合わないね、と感じましたね…。

 

 

原作はラノベで(「なろう系」発ではない)、この作品は大賞受賞作らしいのですが…、これで?という残念ガッカリな感じ。。。もう少し納得のある物語構成にして欲しいわと感じる…。世間的にはそこそこ評判が良かったようですが俺的にはかなり微妙な作品で

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上