録り貯めしていたアニメ「魔法科高校の劣等生 第3シーズン」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
以前「漫画 シャンフロ ~感想」でも語っていますが、この「魔法科高校の劣等生」の作者と「シャンフロ」の作者はおそらく同じタイプ…「設定からお話を創るタイプ」なのでしょうね。
設定は充分練られていて考えられているけどキャラやお話そのものは弱い、魅力が足りないと感じる造りなのですよね。
「魔法科高校~」の方は特に主人公がほぼ無表情無感情なのでキャラとしての魅力が薄くなってしまっているのですよね。
またこれも以前、「魔法科高校の劣等生 来訪者編 ~感想」で述べていることなのですが、さすお兄の主人公が無双するのはともかく、仲間の同級生達が襲い掛かってくる敵をバッタバッタと倒す展開について…、相手はプロの集団相手なんじゃないの?その道のプロ相手に高校生が・学生が勝てるの?高校生に負けるってそんなプロ組織ダメでしょう…、と。
そういう仲間キャラに活躍の場を与えるという展開ありきで納得が作れてないのも残念作者なのですよね。
今作のお話のもこれ面白いのか?必要なのか?とお話に惹かれることはなく観ていてドキドキワクワクする様なこともなくただ画面に流れる映像を眺めているだけのお時間だったのですよね。
「設定」だけに凝るのではなく、観ていて面白くなるシチュエーション、展開にドキドキワクワクする様な物語構成からお話を作って欲しいねと感じるのですよね。
魅力的な敵役でも居ればまた変わってくるのかも知れませんが、設定のみ与えられたキャラで魅力がないキャラばかり(敵味方問わず)のこの作品ではそれも難しいか…。
設定は良く練られているのだろうけどそれだけ…、、、見せ方が拙いと感じてしまう造りとなっているのですよね
せっかくの設定がキャラや物語展開の拙さで残念になっている感じ…。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。
以上