アニメ「ライアー・ライアー」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ライアー・ライアー」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


本当はもっと早くに感想を上げるつもりだった作品なのですが…。
もう何週間も前に一気観を始めてはいたのですが、夜観ていたらいつの間にか眠ってしまっていたんですよね。
第4話の途中まで観ては寝落ちして翌日また第4話の途中から観直しては次の第5話の途中で寝落ちしてしまい…みたいな事を繰り返してなかなか観終える事が出来なかったのですよね。
と、そんな風に物語内容に全く惹かれる事がなく眠気の方が圧倒的に勝ってしまう作品という事ですね。

 


で、話の内容ですが…酷い。
ゲームで強い者がトップという学園都市での頭脳戦が繰り広げされるみたいな設定の物語のはずですが…、、、ゲームがゲームとして機能していない、頭脳戦なんてものは存在しない、そんな作品でした。
まず物語の導入となる重要な第1話のゲーム、そしてその展開からして面白くない。いやいやいや、この作品を面白くするか/いかに興味を惹かせるかの肝な一番最初のゲームだよ?もっと気合い入れてシッカリ納得のある頭脳戦を描こうや…。なんかもう第1話という導入の重要回で「は?何これ?このままの感じで行くの?」という酷い出来だったからね、悪い酷く意味で驚いたよ。

 

 

またその後の2話以降もろくにゲームの説明もない感じで話が進みハッキング、イカサマで勝利するという頭脳戦なんてどこへやら…。

 

 

あとはアビリティ設定についても。
最初にその設定を見た時はゲームが/頭脳戦が面白くなりそうな感じを受けたのですが…ガッカリでしたね。

いや、ガッカリどころじゃない、このアビリティ設定が全部つまらなくしてると言っても良い。

なんかもう後だしのアビリティ説明で何でもありみたいな感じなっているからものすごくつまらんのよ(プラス、ハッキングも含めて主人公側の都合のイイ様に展開、何でも出来る様になってる)。

 

 


終盤の展開も、大規模なゲームが展開されて最初こそゲームの詳細が説明されるのですがその説明(役職や制限/拘束時間等)の意味がまるでないんですよね。
戦略・頭脳戦なんて無意味な…、ハッキングやアビリティがあれば何とでもなるみたいなゲームにしかなっていないのですよね。

 

 

主人公がそのゲームの特性を逸早く見抜き必勝法を見つける・誰も気付かない様なシステムの穴をつくとかいう展開はなく「ゲームの設定」なんかは全く関係なくハッキングやアビリティを使って勝利していくだけなのですよね。

 

 

ハッキングやアビリティがこの作品をつまらなくしているというよりはただ単にこの作者に面白いゲーム設定を作る能力、そしてそれを見事に攻略してみせる物語展開を作る能力が全く足りていない/皆無なだけな気がします。

例えば別作品「ライアーゲーム」の少数決の勝ち上がり必勝法なんか見た時は作者すげえなぁ良く思いつくなぁと感心したものですが、この作品(この作者の頭/能力)ではその様なゲーム展開・物語展開は到底無理だと思われ…なぜこの作者はゲーム/頭脳戦を題材にした作品を描こうと思ったのか理解できんね。。。能力がないのなら最初からやらなければ良いのに…、、、そんなんだから作品が酷い出来になるのよ。

 

 

最終盤のラスボス少女キャラも頭良いキャラなのか悪いキャラなのかよう分からんかったね。プログラムとかできるのなら普通に論理的思考が出来るキャラだと思うのだけど…色々と設定が出来ていない、適当に作ってる、あまり考えていない作者なのだろうね(お話の展開も含めて)。

 

アニメ化されるって事はある程度の人気を獲得しているのだろうけどホントにコレ支持されてんの?人気あるの?ヤバない?

 


内容面以外でついでに言うなら作画も酷かったですね。

 


イライラするという事まではなかったのですが呆れて開いた口が塞がらない状態な作品でしたね。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

 

以上