録り貯めしていたアニメ「俺だけレベルアップな件」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
韓国版なろう系な作品の様で直近で観た「帰還者の魔法は特別です」がまあまあ面白かったのでちょっと期待していたのですが…、残念な作品でしたね。
まず、現実世界を舞台にしながらのゲーム世界観設定…。コンソール、ステータス画面、レベルアップやクエスト等々のゲーム設定。
この作品は異世界ファンタジーものではなく現代の現実世界上でコンソールやステータス画面が表示される世界観となっています。
まぁしかし別に良いのですよ、コンソールの件は。コンソールやレベルアップ設定があるのは主人公だけみたいですからね。
主人公だけがもっている特殊な能力ということでゲーム世界観設定については構わないのですが…、問題はそこに納得があるかどうかですよね。
おそらくデスゲーム的な試練を乗り越えた主人公へのご褒美(特殊能力が与えらえた)だと思われるのですが、誰が何を考えて何故ゲーム仕様の能力にしたのか、そこに納得があるかどうかなのですよね。
納得できる理由・設定が考えられていれば良いのですが、今のところその辺りはまだ明かされていませんが今後明らかになったとしても多分俺が納得できる理由はないでしょうね。。。
ダンジョン/ゲートの設定もゲームっぽいしさぁ、この作品って舞台が異世界じゃないだけでいつものゲーム世界風似非ファンタジー世界なのよね。
そして主人公のキャラの描き方も微妙。最初はなよなよした感じだったのですが、レベルアップできるようになってからは見た目だけではなくキャラ(性格)も変わってるのよね。それはどうよ?キャラは基本的には変わったらダメでしょ・最初から最後まで一本筋の通ったものが居るでしょと感じる。
強くなったことで自信をつけるというのは理解できるのですが、それで(強さを得た事で)キャラ/性格が変わるということはそれは増長しているということではないの?だけどそんな感じには見えないのよね(弱い相手に対して横暴に振舞う訳でもない)。
というやはりキャラが変わっている事になるのですが…、増長の方向ではないキャラ変ってどういうことやろと納得がない…。
物語の構成についても…、日本も韓国もなろう系には変わりないのか主人公のチート能力お披露目が終わったら大した波もなく進んで行くだけの物語なのですよね。
またヒロインっぽいキャラが居たのですが、特になんの活躍というか魅せ場というか主人公との関係が進んで行くとかいうこともなく退場していきましたね。
なんだよそれ、意味ないキャラを配置してるなぁ、先を見据えた物語構成が出来てないんだろうな。。。
あと、粗製濫造されているなろう系の様に話がテンポよくというか都合よくというかポンポンポンポン進んで行くのとは違い今作はゆっくり丁寧に作られている感じなのですが、なんか主人公と絡まない上級ハンターの話がちょこちょこあって結局1期では接触がないまま終わったからね、なんだその構成は!というお話。
もしかしたら原作通りの物語展開・構成なのかもしれないけど、1期内で主人公と接触しないのならばいっその事ばっさりカットして2期で纏めてやるという構成で良かったんじゃないの?と感じる残念な構成。
なんか2期も決定している様ですが正直興味ない作品で(一応観るけど)
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。
以上