小学館の作家切り捨て、作家軽視の最悪対応について

小学館の対応に開いた口が塞がらない…、アホかと思ったね。。。

 

小学館を嫌いな理由がまた一つ増えたよ。
ます最初の出来事は、自社で抱えている作家の原稿紛失問題の事を知って何だこの出版社は!信じられない!と感じ、次に「このマンガがすごい」的な本で紹介されている小学館の作品が全く面白くないという騙された感…、当該本で紹介される事/賞を取る事をお金で買ってるんじゃないかと思うほどでそれが2度3度と続いて、以降はもう二度と騙されないぞ!と小学館の漫画は(極力)二度と買わない(一部例外(好きな/追っかけてる作家の作品の場合)除く)と決めてるくらいには小学館という出版社は元々好きくなかったのですが…、、、今回の件(芦原妃名子さん死の経緯についての調査や報告を小学館として社外発信する事はないという社内説明があった事)でほとほと呆れたというか、信じられん、アホか、意味分からん、もし自分が漫画家だったら(出版社のその対応に)絶望するわ、と感じるほど酷い最悪な対応ですね。。。
(しかし、社員/編集者の中からは不満の声が上がっている事を聞いて少しは救いがあるとも感じてる)

 


話が個人的な好悪に寄ってしまったので戻します。

 


日テレ/テレビ局側がこれほどの騒ぎになっておきながらこれまでコメント(今後/これからの調査云々についてのコメント)を何も出していなかった事からみても明らかに、事前に出版社/小学館側と示し合わせが行われており、今般の小学館の発表を待っていた…「先方/出版社側が今後詳細調査や報告をしないとしている以上、同じ理由でうち(日テレ/テレビ局側)としても先方の意向を尊重し調査、報告を行わない」と言えるタイミングを待っていた…、だからこれまで何もコメントしてこなかったとしか思えないのですよね。。。

 

 

ホント酷い話ですよ。
これは「出版社とテレビ局」側がこれ以上問題を大きくさせないために/何とか早く風化させようと/沈静化させるためにと予め「出版社とテレビ局」側が示し合わせて「死の経緯についての調査や報告をしない」旨を示した(社内説明会で伝えさせた)~少なくとも芦原妃名子さんの訃報の第一報について「出版社とテレビ局」側がコメントして以降の早い段階からこの(日テレ「なんとか穏便に済ませたい、宜しくお願いしますよ小学館さん」、小学館「分かりました、調査や報告・追及をしない旨を伝えるからそれまで何もコメントしないで待っててね日テレさん」という)示し合わせが行われていたと感じられる~最悪で胸糞悪い対応で(結果は逆効果だったとしか感じられないのですが)、出版社とテレビ局が協議した結果、出版社側が自社の抱える作家よりもテレビ局側を取ったという事なのですよ!
「今後も作家に寄り添うことを誓い~」みたいな説明があったそうですが全く寄り添っていないじゃないか!真逆じゃないか!テレビ局側に寄り添ってるじゃないか!

 


今般の小学館の対応(公式な発表ではないのかも知れませんが…)は、
「今後同じような事が起きても(作家が自死する様な問題が発生しても)小学館は作家を守りませんよ、大メディア様/テレビ局様に寄り添いますよ」と宣言している様なもんですよ!そこんとこ分かってんのかな小学館は!アホじゃなかろうか。

 


今件について、多くの漫画家さんからSNSを中心に小学館を批判する声が上がってきている様ですね(少なくとも小学館を擁護する声は聞かない/見てない)。

 

 

「はじめの一歩」の森川ジョージさんは芦原妃名子が亡くなられて早い段階から今回の問題(原作改変問題)についてコメント(ポスト)されていましたが、今回の小学館の方針についはさすがに他社の事だからコメントし難いかな、と考えいたのですが普通にコメント(ポスト)出されてましたね。さすがですね。

 

で、その森川さんのポストの中に「漫画家協会になんとかして欲しい、という意見があるが難しい」みたいなのがあったのですが…、漫画家一人ひとりが個別に声を上げるのではなく漫画家が一丸となって皆で声を上げていくべき…、そして署名なり意見なりを集めて「漫画家協会」を窓口・代表として/矢面に立ってもらって訴える事はできないのでしょうかね?(さすがに大御所だからと言って森川ジョージさん個人が先頭・矢面に立つのは困難なものがあると思うので)

 


そして、今回の問題についてちょっと思うのは、
名前を出して申し訳ないのですが、小学館の看板/大御所/ベテラン漫画家が率先して、例えば…高橋留美子さんやあだち充さん、青山剛昌さん、藤田和日郎さん等が先頭に立って物申して欲しいと思うのですよね。
(何故、講談社の森川さんが先頭に立ってるみたいになってんだと感じるのです)
もしかしたら(もしかしなくても)小学館側が作家に対して箝口令を敷いているのかも知れませんが、藤田和日郎さん辺りは熱い作家さんだと思うので小学館/出版社に恩義があるとかは別の話として・箝口令とかそんなんは関係なく漫画家/作家に寄り添った声を上げて欲しいと思っているのですが…。

まぁ自分は小学館に恩義もなく、何の関係もしがらみもないので無責任に言ってるいるのですが…。

 

 


前回も述べましたが、芦原さんの自死に当該ドラマ製作の影響・原因があるのは明らか…言い換えるなら、もし「セクシー田中さん」がドラマ化していなければ芦原妃名子さんは自死を選ぶ事はなく「セクシー田中さん」という作品を完結させていたと考えます。

 

 

「故人の遺志にそぐわない」を理由に小学館は「死の経緯についての調査・報告・追及をしない」と言っている様ですが、原作改変問題の騒ぎが起こりその状況下で芦原さんは自分の死が後にどういう影響を及ぼすか確実に考えられていたはず…。。。。
(自死というものに意味を持たせたくない…死という選択をされた事を肯定したくない(自死という選択をされた事で世間・業界全体が動くきっかけになったとは認めたくない、生きて漫画を描いて欲しかった)

 

 

それを、臭いものに蓋をする様な「死の経緯についての調査・報告・追及をしない」という何の問題の解決にもならない・今後も同じ事が繰り返される恐れを残したままで問題を風化させる様な方針を示す…
(死という選択をされた事に意味を持たせたくはないのですが…)、現状が何も変わらないまま問題が風化してしまう事、それこそが一番「故人の遺志にそぐわない」事だと感じます、断言します。

 

本当に小学館の対応にはガッカリどころじゃない、開いた口が塞がらない、怒りすら湧いてくる思いです。

作家を守るべき立場のはずの出版社がテレビ局側を守る様な/寄り添う様なコメントするなんて…。信じられない、意味が分からない。テレビ局側に身内を殺されたといってもよいはずなのに…、、、「イジメ」で自死した我が子/身内を守らず(加害者側への追及をせず)加害者側を擁護するような姿勢/加害者側に寄り添う様な姿勢、身内を守らないその姿勢に全く納得がない!怒りしかない!

小学館は方針変更しないと作家が居なくなるぞ…。。。

 


いち漫画ファンとしてできる事があれば何でもやりたいですが、やはりこの問題は当事者になりうる全漫画家が出版社の垣根など超えて一丸となって解決されるのが良いのでしょうね。
良い方向に進む事を願って見守って行きたいです。

 


以上