アニメ「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd Season」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd Season」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


まず、OP映像を観て「主人公が居ない!?シーズン2というかこれはもしかして前期の主人公の妹が主人公のスピンオフ作品か?」と思ったのですが、普通に前期の主人公が主人公のままの普通のシーズン2でしたね。
(敢えて狙っての妹にフィーチャーしたOP映像なのだと思うけど本編の内容と乖離したというか即していないOP映像は如何なものかと思う…)

 

 


今作の内容は妹の後釜となった二代目勇者の話がメインとなっているのですよね。
で、以前の「真の仲間~ (1期) ~感想」を備忘録的に読み返して記憶が断片的に蘇ってきたのですが、1期で出てきた魔族・魔王との戦いみたいなことが今期では全く進展がないのですよね。
別に魔王の脅威が去って平和になってる世界という訳ではなくのに魔王軍との戦いがほとんど描かれていない2期となっているのですよね(スローライフしてる場合じゃないと思うのよ。追放されたから俺はもう知らない・妹勇者も戦わないから関係ない、じゃないと思うのよ)。
また1期で出てきたSF的な設定の回収や新たな真実の明示等も何もなかったのですよね。なんか1期の話と方向性が全然違う2期となっているのですよね…しっかり構成できてんのかな、この作品。

 

 

 

そして作品的にも物語が閉じられようとしいて、主人公はヒロインに指輪を送って本格的にスローライフに入り、妹勇者も魔王軍は二代目に任せて、みたいな感じでお話が終わるのですよね。
「加護」のSF設定や魔王軍との戦いの行方などを放りっぱなしで終わるのは如何よ、と感じるのですわ。

 


(構成面ついでに言うと今期のお話の構成は、二代目勇者とのバトル関連以外についてはどうでもいい話で無駄に話数を重ねてるだけ・かさ増ししている・1クールで収めるための話数調整をしている様に感じたね)

 

 


まぁそこらにごろごろ転がっている「なろう系」なので特に語ることもない色々と薄っぺらい/キャラにしてもお話にしても中身が・深みがない作品なのでこのまま(SF設定的な謎や「加護」についての真相・究明などなく)終わってしまって全然構わないと思いますがね。


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上