アニメ「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


基本的に「~(第1期)の感想」で語った事に変わりがない感想となります。

 


まず、この作品の内容で2クール3クールも引っ張るなよな…。
この作品のメインストーリーは主人公の呪いを解く事にありますが、物語の大部分は基本的に主人公と黒メイドがイチャラブしているだけなのですよね。
その無駄な(メインではないはずの)イチャラブを減らせば1クールで物語を完結させる事も可能だと考えるのですよね…、それをイチャラブ回でかさ増しして無駄に話数を費やしてさぁ、、、ホントその構成にガッカリなのですよ。。。

 

で、今作「~(第2期)」でも物語は完結しないでやんの…。今作では、というか今作も(第1期に引き続き)ほとんど物語が進展してないからね。
いやまぁ、少しは進展はしてるけどさぁ(牛歩進展で2024年に放送予定の第3期でようやっと完結するらしいけど)…、ギュッと内容を詰めれば/無駄なかさ増しを無くせば/中身のない物語を削れば全然1クールで事足りると思う訳なのですよね。
それを無駄に3クール引っ張るその構成が残念過ぎるのですよね。

 

 


そしてこれも以前の感想で書いた事なのですが…、
触れたものの命を奪うという「呪い」の重さ・シリアス設定に対してのラブコメのノリの「イチャラブ」展開という軽さという、設定と物語内容のアンバランスさがダメ・問題なのですよね。
これがね仮に、水を被ると女になるという程度の「呪い」であればラブコメのノリの「イチャラブ」展開という軽さともバランスがとれていると考えるのですが…、
その辺りの設定と物語内容(イチャラブ展開)のアンバランスを感じない・感じられないのが作者のセンス、小学館の担当編集のセンスの無さなのでしょうねぇ。
それにこのシリアス設定ではそもそも長期連載するタイプの作品/設定じゃないのよね…。魔女は何故主人公に「呪い」をかけたのか?呪いは解けるのか?主人公と黒メイドはどうなるのか?という謎とストーリー展開をテンポ良く進めて読者・視聴者の興味を引きサッと綺麗に締めた方が絶対に良いタイプの作品だと感じるのですよね…決して無駄なイチャラブでお茶を濁しダラダラと続けるタイプの作品ではないと考えるのですよ。ホントその辺りが感じられない作者のセンス、小学館の担当編集のセンスの…(以下略)。

 

 

 

あと、物語内容について細かい所で気になったのが、主人公が街へ出かけるお話。
いやいやいや、そんな恐ろしい「呪い」を持ってんのに人ごみの中に行くなよ…。
主人公の「呪い」の事を知っている身内だけが居る様な所ならまだしも「呪い」の事を何も知らない人が大勢いる街へ出かけてもし事故で主人公に触れる様な事があったらどうするつもりだよ、とその主人公の行動に納得がないのですよね。

 

 

 

そして終盤の物語展開の魔術学校編について。
うわ、何だこの展開…必要か?急に無理くり始まった納得のない意味分からんアホ展開…。それに主人公が乗り気というか積極的に魔術学校へ行った感じだったのにはなんか授業聞いてない様だし、その辺りの描写も含めて意味分からんのよね。

 

 

 

で、最終話の展開も酷く雑に粗く終わった感じ。
シリーズ構成として1クール作品としてまったく纏まっていない酷い終わり方。
ホントに設定から物語内容・ストーリ展開からシリーズ構成まで納得のない酷い物語作品ですよ。。。

 

 


また、これも以前の感想で書いた事なのですが、
魔女が主人公に呪いをかけた理由、果たしてこれにしっかり【納得】があるのか…、、、まぁ期待してないですがね。
絶対に大した理由じゃないと考えてますよ、きっと納得のない理由…八つ当たりとか遊び半分・おもしろ半分で「呪い」かけたとかじゃないですかねぇ…。

 

 

 

色々と納得のない今作の
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。
(最終的な評価は完結となる第3期を観終えてからとなりますが、イチャラブで無駄に引っ張った冗長感を覆すほどの【納得】が示されなければ「不可」評価は公算が大ですね)

 


以上