アニメ「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

 

前回の「異修羅」もキャラが全く描けてなくて酷かったけど、こちらもなかなかに酷いね。

 

お話の内容はタイトルまんまって感じで(まぁそれ故になのですが)主人公と対峙した敵が直ぐに退場するのですよね。
主人公の前に現れた敵が入れ替わり立ち替わり登場しては退場していくのですよね…。
ホントそこにはもうキャラなんてものはない、キャラってなんだっけ?という感じで魅力あるキャラを描こうと最初からしていないのですよね。

 

キャラさえ良ければ・魅力的に描けていれば最悪お話がつまらなくても面白いものになるのですが…、この作品はもう最初からキャラを描くことを放棄している作品なのですよね。
で、そこに主人公がただただ無双するだけで何の波も起きない物語が進んで行くだけ…。。。

いや、最悪この作品をストーリー物としてではなく完全なギャグ作品として見ればまだ受け入れられる・許容できますが…違いますよね?

 


主人公以外のサイドストーリー的なクラスメイト達の話や現地人の話があるけどこれ何か意味あんのかな?どうせ主人公が全部解決するんでしょ?
だったら見る意味/サイドストーリーを展開させる意味あるの?と無駄な時間に思えてなりませんでしたよ。


お話の内容についてもう少し述べると、
主人公の心の支え?的な先生のエピソード…、うっす!!。
一体どんな深い関係・絆・信頼があるのかと思っていたら薄い薄すぎる驚きの薄さ。
ようこんな薄いエピソードを創ったなぁと逆に感心するほどでしたよ。


あとは相棒的な女子キャラの意味。
何のために一緒に居るのだろう…。ただのツッコミ的な役、読者(視聴者)に説明させるための配置ということであれば「善性」を持つ誰でも良かったのだと思うけど。。。
賑やかし・華やかさ的な意味の配置でしかないのだろうなぁ。
他キャラにしても狂言回し的な意味でしか配置されていない構成の酷さ。

 

 


魅力あるキャラというのも出てこず…、ドラマ・盛り上がり所もないお話が淡々と進むだけ…、能力を持った最強系主人公がいけ好かない敵(逆らってくる相手)を圧倒的力でねじ伏せる…、、、この作品が人気があってアニメ化しているのって、~余程普段思い通りにならなくてイライラしていけ好かない・逆らってくる相手をねじ伏せたいと心の中で思っている(だけ)の人が多くこの作品を読んでスカッとしているのだろうな、結構みんな病んでるのかも~と心配になっちゃう。

 

 

願望を形・作品にするのは全然構わないと思うのですが、「エンタメ」を創ろうよ、願望をぶちまけるだけではなく/支離滅裂な設定やキャラや配置、構成ではなくしっかり納得を持って「エンタメ」を「作品」を創ろうよ、と感じちゃう。

 


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

(「異修羅」との違いは、あっちは真面目にやってキャラが描けていないの対しこちらはまぁギャグとして観れなくもないから…)


以上