録り貯めしていたアニメ「MFゴースト 2nd Season」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
第1期に引き続き最悪な終わり方をした最低な作品。
1クール『作品』の区切りとして物語を完結させず中途半端に終わらせる…、シリーズ構成がシリーズ構成の仕事をしていない・放棄している…、物語の内容云々以前に『作品』を作っていない・最初から作ろうとしていない、視聴者のことなんてまるで考えていない・視聴者軽視の納得のなさ、制作側のその姿勢が最低だと感じるのですよ。
いやね、第1期があんな最低最悪な終わり方してからさ第2期はさすがに大丈夫だろと思っていたのよ…。
また、最終話のサブタイトルが「苦渋の選択」だったからね…、前話での主人公の怪我の前振りもあって俺はこの最終話では主人公は泣く泣くリタイアを選択する、そういう形で最終話を締める、リタイアではあるものの一応の区切りをつけてレースが終わるものと考えていたのですよ。
それが…、「今まで抜いていった奴をこれから抜き返すぜ」と言って物語が/2nd Seasonが終わるという最悪な(普通に来週に続くみたいな引きをしていて半年とか1年以上あいだが空く)形で最終話として物語を締めているのですよね…、制作姿勢として最低最悪ですよ。
で、物語の内容についても触れると…、
「MFゴースト(第1期) ~感想」でも書いたことですが…、ヒロイン邪魔、ヒロインパートがホント要らない…。
別に主人公とヒロインの関係性が深い訳でもなく、ヒロインに対する想いで主人公が強くなるとか精神的支えになるとかでレースパートの主人公に対してプラスに働くということもないのに全編通して物語の半分くらいのパートをヒロインに使っているのがホント邪魔なのですよね。
それでも主人公のレースパートとヒロインパートが完全に独立してるのなら(主人公のレースパートとヒロインの息抜きパートとして独立してる/邪魔をしない/支障がないのならば)まだ許せたのですが、最終盤の展開で、ヒロインの嫉妬というか子供じみた行動が主人公を負傷させるというとうとうレースパートにまで本格的に邪魔してきたからね、ホントあの展開を観た時はヒロインパートだけでなくヒロインの存在ごと消えて欲しいと思ったわ…、せめてレースの邪魔をするなよ…。。。
主人公の怪我とかで変なハンデみたいになる展開は要らないんだよ、主人公とライバル達の100%vs100%の戦い見たいんだよ…。
ヒロインパートの構成といい、ヒロインのレースパートへの絡ませ方の構成といいホント余計な構成ばかりやってんな…、全然面白くない、盛り上がらない(どころか盛り下がる展開)…。
ぶった切りエンドとヒロイン邪魔の不満ついでに更に言うならば、
本編内(レースパート内)でライバルレーサーや実況・解説がやたら主人公を持ち上げるのですよね…、「低スぺマシンでここまでやるなんて…」だったり「2速なしでここまでやるなんて…」等々、もし他の選手が主人公と同じマシンに乗ったとしたら技術では圧倒している主人公が圧勝するみたいなノリで称えているのですが、え?ホントにそんなもんなの他のライバルレーサーたちの実力は?マシンスペックが高いから勝ってるだけの奴らなの?
MFGって賞金も出てスポンサーもついてる様なモータースポーツでそこに出場しているレーサー達ってプロってことじゃないの?ただ公道を走ってる素人のレーサーもどきじゃないんだよね?
プロのドライバーならばある程度の実力・技術は持ってるでしょ…、主人公だけがプロ並で他のライバルレーサーたちは素人に毛が生えた程度でただ良い車に乗ってるから勝ててるだけみたいな描写、設定はどうかと思うけど、というお話。
と、第1期に続いて二度続けて最低な終わり方をしたこと、そして最悪なヒロインパート構成・絡ませ方、と疑いようもなく2024年ワーストな作品で
作品の評価としては、「不可」評価となります。
以上