アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

総合的な作品の感想としては可もなく不可もなくとなります。


アニメーションとして作画、演出、BGMなどレベルが高くこれらだけ見れば間違いなく「良」評価の作品となるのですが、シリーズ構成の悪さのため、最終的に可もなく不可もなくの評価となっています。

 

基本的に、序盤の話と終盤の話だけあれば中盤の話はゴソッとなくなっても成立する様な物語となっています。
映画の尺・2時間あれば収まるような話を無理やり引き延ばし1クール(12話)にしている印象を受け、1話1話がつながっている様でつながっていないその構成にガッカリなのです。

 

シリーズ構成以外は本当に良い作品でキャラも可愛く魅力的に描けていて、秋アニメを全部見た訳ではありませんが、作画、演出、BGMのクオリティは今秋アニメ中トップではないでしょうか。

特にBGMが良いですね。作中での使いどころも巧いのでしょうが印象に残っています。
昨今のアニメのBGMはとんと印象に残らない~「あ、このBGMカッコいいな」~みたいなのがない中、この作品では久々にBGMが良い意味で気になりました。(アニメによっては悪い意味で気になるBGMもあったります)
誰だろうと思って視てみたら長岡成貢さんでした。あ~天地無用の音楽やってた人だなぁ、ベテランの人かなるほどなと納得しました。
最近のアニメのBGMが「良くも悪くも気にならない」のはプロ・ベテランの音楽家以外による仕事が多い所為なんでしょうかね。(もしかしたら音楽にあまり制作費を使ってない・使えないのかもですが…)
なのでたまにベテランの仕事があると「お!」となるのでしょうね。
自分の中でアニメーションのおいて「音楽・劇伴」は「画」と同等レベルで重要だと考えています。
昨今の多くのアニメもこの作品と同様に「音楽・劇伴」に力を注いで欲しいですね。

 

以下、雑感
ストライクウィッチーズ~ストライカーユニットについて

 

ストライクウィッチーズは第1シリーズから観ていますが、昔から好きくない、
今回のアニメについての評価とは別に、個人的に好きくない部分があります。

それは「ストライカーユニット」の発想・デザインです。
脚に装着したときのデザイン・ダサさが昔から好きになれません。
パンツ姿を見せるための発想・デザインなのでしょうが、そんな発想からのデザインではなく普通にデザインしていればもっと好きになれる作品となったんですがね…。