録り貯めしていたアニメ「TRIGUN STAMPEDE」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
やはりオレンジのCGアニメは頭一つ飛び抜けてるね。画は凄いなと感じた作品。
しかし、この作品を観て一つ問題だと思ったのは…、
CGは凄いけど・絵(画)は凄いけど…、絵(画)ばかりに気を取られ過ぎたのか音が、音響が疎かになってる、と感じたんですよね。
まず作品全編を通して声が聞き取りにくい…。
普通にTV番組を見るときの+10くらいの音量にしないと声が聞き取れない…。
しかし、そうすると今度は他の・声以外の効果音、BGMまでもバカみたいに爆音になってうるさいのよね。。。(もうここでイライラするのよね)
BGMと声の大きさのバランスが悪いという問題もあると思いますが、やはり全編通して聞えてくるキャラの声の音量が小さいんですよね…間違ってんじゃないの?
あとは画の距離感と声の距離感が合ってない。。。
その距離でその声の大きさでは相手に聞えてないでしょ、という場面があったのですが、これは声優の演技の問題ではなく、そういうディレクションをしている・それでOKを出している音響監督の問題/責任だと思う訳なんですよね。
先述の全編を通して声が聞き取りにくい問題とディレクションがおかしい問題と併せて、ホント音響監督が仕事していないと感じる。
で、音響監督誰だよと思ってクレジットを探したのですが無いんですよね…、音響監督のクレジットが…。
こういう場合、監督が兼任してたりするタイプなのかも知れませんが(その前提で語らせてもらうと)この作品の監督は音響監督の仕事を軽んじているのかなぁ、その結果がこの体たらく…。
なんか知らんけどオレンジ制作のアニメでは音響監督を付けないでやるのかねぇ?
俺はアニメーション(というか映像作品)において音(声、音楽)は絵(画)と同じくらいに重要な要素と考えているのだけど、絵(画)が良いだけに音が残念なのはホント勿体ないよね、と感じる。
…そんな音響監督の大事さを学んだ作品でしたとさ。。。
あとこれもついでに言っておくと、
3話か4話かでのピアノの音が聞えるシーン…最初はBGMかと思ったら違ったらしい、ボス敵が弾いてるピアノの音だったらしい…分らんなかったわ…まぁこれは見せ方・演出の問題でもあるんですけどね。
まぁなんにしても監督、音響監督が仕事していないなと感じたというお話。
で、お話の内容についてですが、
旧アニメ版と比べて(ほとんど内容は覚えていないけど)随分主人公の印象が違うなぁと感じましたね。
どうなんだろ?今作の新アニメ版の方が実は原作準拠だったりするのかな?
まぁどちらが原作に近かったとしても俺は旧アニメ版の方が好きだったかな。なんか今作は全体的にお話の内容が暗くて好きくないのよね。
(内容覚えてないけど旧アニメはもっとはっちゃけてた気がする)
声の音量問題でイライラさせられ、重く暗い感じの話を見せられたんじゃエンタメ作品に成り得ないよね、ツマラナイよね…な作品。
主人公のキャラもねぇ、作中で葬儀屋も言ってたけどホントずっとウジウジウジウジしてる何の解決にもならん偽善なのよね。
主人公のキャラが物語をさらに輪をかけて重く暗い感じにしてる…もっとちゃんとエンタメを意識して作品を作ろうぜ。。。
物語設定自体は悪くないんじゃないかと感じたけど、色々と間違ってダメにしちゃった感じ…勿体ない。
CG作画は良かったのけどねぇ…。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。
あと気になったのは途中から出てこなくなったけどあのサイコキネシス使いみたいなイケメン敵はどうなったの?めっちゃ消化不良なんだけど。
以上