アニメ「迷宮ブラックカンパニー」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「迷宮ブラックカンパニー」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


基本的にはギャグ作品。
7割ギャグであとの残りが申し訳程度の成り上がりストーリーが進行されます。

 

成り上がりのストーリーがメインとしてありはしますが、作品成分の半分以上がギャグなので、ギャグの流れからの強引な展開、ご都合展開が多いです。
また主人公の強烈キャラのノリも相まってギャグ調と共に勢いに任せてテンポ良く話が進みます。

 

この作品は、ギャグが振り切ってるのが成功してますね。
シリアス調の作品でこの強引な展開やご都合展開をやられると辟易しますが、ギャグ作品として振り切ってる本作(作品成分の7割がギャグの本作)は
その強引さやご都合展開さえもギャグの一環として成立する事になるのです。

 

1クールとしての話の構成も、成り上がりの爽快感もあり良い構成だと思います。
あと、あんな強烈キャラな主人公でも心底嫌な奴じゃないのは良い設定ですね。
主人公として、読者(視聴者)に共感、好感、興味が持たれる様に意識してキャラが造られていますね…最近の作品では好感持てない主人公を描く漫画も多いですからね(何故主人公のキャラに読者(視聴者)から嫌われる様なキャラ造りすんのか理解できんのよね、最近の作品は…。読者(視聴者)の事を意識してキャラ造りしてんの?と疑問)。。。

 

まぁでも悪い点がない訳でもない…。

キャラがほとんど使い捨てなのよね。う~ん、使い捨てというかキャラが活きていない、死んでいるキャラが多い。

リムに始まりシア、ランガ、ソラ等々、担当エピソードが終わったらキャラほぼ死んでるのよね…別に居ても居なくてもどうでも良い様な扱いになってる。。。

そこはもったいなく思いますね。

 

しかし、基本的には何も考えずに楽しく観る事が出来た普通に面白い作品でしたよ。

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

以上