アニメ「マッシュル-MASHLE-」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「マッシュル-MASHLE-」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


最初、第1話・導入部を観て思ったのは魔法というファンタジー世界が舞台でありながら主人公は自身の筋肉、肉体言語で事件を解決していく「大魔法峠」的なギャグ作品かと思っていました。
(まぁ「大魔法峠」の主人公は今作「マッシュル-MASHLE-」の主人公の様に魔法が一切使えない訳ではなく普通に魔法も使いサブミッションも使うのですがね)


しかし「大魔法峠」より近い作品が他にありましたね…同じジャンプ作品で魔力がない主人公が鍛えた肉体で戦う「ブラッククローバー」という作品が(「ブラクロ」主人公は魔法が一切使えない訳ではなく反魔法を使うのですが…)。
同じ雑誌に同じ様な世界観、主人公設定の話をよく2つも掲載するなぁ(掲載時期がかぶっていない・ずれているとかならまだしも…)と驚きですね。

 


で、本編の内容についてですが…その前に、
冒頭でも述べた様にこの作品のジャンルをギャグ作品だと認識したのですが、そのギャグ・コメディ部分が観ていてきつかったですね…。
まぁ俺とは合わないというだけで今作のギャグが好きだという人も居るのだとは思いますが俺の中では薄ら寒く感じた・ずっと滑っている感じのギャグ・コメディでしたね。
しかし不思議な事に、それも観ていく内に薄ら寒さを感じなくなってきたのですよね…慣れてきたのか、感覚がマヒしてきたのか、面白くなってきているのかホント自分でも判らないのですがね。

 


改めて本編の内容について。
良くも悪くもジャンプ作品だなぁという感じの造り。
なろう系のテンプレがある様に、ジャンプ系にもテンプレがありそれを忠実に踏襲している感じの作品。
新人みたいだから担当編集の言いなりなのかなぁと想像するけどもう少し個性を見せて欲しいね。。。

 


あと今作「マッシュル-MASHLE-」で問題だと感じるのはキャラの問題。
結構酷い、かなり酷い…。
ジャンプって何よりもキャラ造りを大事にするイメージなんだけど(「バクマン」からの編集部・担当のイメージ)、表面的なキャラ付けしかできていないのよね。

主人公はじめサブキャラ、敵キャラまで全て薄っぺらいのよね…、、、上述したテンプレ的な物語展開といい、表面的な設定のみの薄っぺらいキャラ(これでOKを出している担当編集)問題といい、原作漫画「マッシュル-MASHLE-」の担当編集大丈夫か?「バクマン」港浦の様な無能編集じゃないのかと気になってしまいます…気になって昼も眠れないので夜寝てるほどです。
特に酷いと感じたのはヒロインでなんかもうただ主人公に寄生しているだけのキャラにしかなっていないのよね…ダメでしょこれ、こんなヒロインならいない方がマシよ。。。
他にも主人公の取って付けた様なシュークリーム好き設定や表面的な属性付けのみの友人キャラ達、薄っぺらい敵キャラ達とメイン、サブキャラの造りが酷いのですよね…別に居ても居なくても大して物語に影響しないと思われるキャラ達なのよね…一度担当の意見なしで作者に自由に描かせたらどうかな、その方が良い物が出来そうな気がするけどね…。

 

 

最終話の展開も終わったのか終わってないのかよう分からん感じで締まって色々と残念な…、まるでカスタードの入っていないシュークリームの様な作品でした。

 

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上