アニメ「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「とんでもスキルで異世界放浪メシ」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


2023年冬アニメの中ではまぁそこそこ話題になっていた作品、という認識。
異世界食堂」から続く異世界+料理系の作品。
ストーリーというストーリーはない、全話観た上での感想・印象としてはただスライムのスイが可愛いだけ(特に喋れる様になって以降)の作品でした。

 

う~ん、本当にストーリーがないのよね…ただ放浪しているだけ(まぁタイトルに偽りなしな訳だけど)。
いやね「異世界食堂」の場合は各話のゲストキャラを通して異世界の世界観の説明や異世界食堂の歴史・成り立ちを見せたりと料理以外に面白く観れる要素があったのだけど、この作品の場合はストーリー、お話の展開に大して面白味を感じないのですよね。


主人公に目的がなく(自分のとんでもスキルの秘密がばれて他人から利用される事を恐れて街を転々とするという設定は納得しますが)、済し崩し的なストーリー展開を観るだけなのが面白味を感じない事になるんですよね。

 

 

元の世界に戻るための手掛かりを求めて旅するでも(そもそも戻れるのか?魔王を倒したら戻れる設定なのか?)、最高の食材(例えばドラゴン肉みたいな)を求めて旅するでも良いのでなにか一本の筋となるストーリーが存在して主人公がその目的に向かって積極性を持って行動すればまだ面白味も出てくると思うのですがね…スイが可愛いだけのアニメでしたよ。

 


あと料理シーンというか料理の描写・作画もなんかそんなに美味しそうに見えなかったんですよね…いやね、なんか料理作画が凄いみたいなTLなんかを見たのですが、
いや「食戟のソーマ」の料理作画の方が細かい描写が丁寧で美味しそうに感じたましたよ(撮影効果が上手いのかな?)。
さらに言えば「異世界食堂」(第1期の頃)の料理作画の方がまだ「~異世界放浪メシ」より美味しそうに感じましたよ(「~ソーマ」>「異世界食堂」>「~異世界放浪メシ」)。
なんか「あのMAPPA制作」というのだけで思い込み・先入観から良い作画と判断してんじゃねえのと感じる。

 

いやね作画自体は良いのだけどなんというか上述した2作と比べて美味しそうに見えないのは、料理のアツアツ感/漂う湯気、料理のテカリ感、滴る肉汁感みたいなのが足りてないのよねん。。。
なんかただ丁寧に細かくトレースしただけ、みたいな作画だと感じましたとさ…。

 


ストーリー面の弱さ、料理作画も俺的には微妙と世間の評判程には盛り上がれなかったかなぁ…ただ喋るスイは可愛かった。

まぁ決して悪い作品ではなく、

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

 

以下雑感
フェルの中の人の話。。。
フェルが「うまい、うまい」言いながら食うの…、
初めて観たとき思わず、狙ってやってるだろ(400億の男)、これを見据えてのキャスティングかと笑いましたよ。

 

 

以上