「異世界おじさん」(8~13話)を観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
2022年7月に始まった作品ですが、つい先日2023年3月に最終回(第13話)が放送され終了となりました。
まぁ取り敢えずは無事最終回が放送されて良かったですよ…いやね昨年末に最終回(第13話)の放送延期が発表されてから暫くなんの音沙汰もなかったからもしかしたらこのまま自然消滅みたいな感じで有耶無耶になり放送されないままかも…と心配してましたからね、何はともあれホッとしたというのが率直な感想です。
しかしねぇ延期延期して仕切り直しの後さらにまた延期とは思ってもみませんでしたよ。いやね仕切り直し後の第8話が放送され始めたときにはもう最終話まで制作済みだろうと考えてたからね。
まさか12話まで放送して最後の最後に万策尽きて第13話が延期になるなんて…そんな綱渡り状態だったとは驚きでしたよ。
制作会社のAtelier Pontdarcって従業員4人しか居ないみたいなんですよね(まぁ正規社員/従業員は4人でも他に契約社員みたいなのが居たのかもですが)。
その人数から見るにおそらくAtelier Pontdarcって制作進行、デスク、プロデューサーだけの(原画マン/アニメーターは居ない)会社なのでしょうね。
また会社の設立も2020年~と歴史も浅い様なので、手持ち・手札の原画マン/アニメーターも少なく(多くはなく)さらに今回の様なコロナ等のトラブルに見舞われ手持ち・手札のアニメーターが潰れた場合の頼れる伝手というのもあまりなかったのでしょうね…まぁ2023年冬アニメ作品の延期(2023年春アニメとしての仕切り直し)ラッシュを見るとどの作品も原画マン/アニメーターが足りない状況で、歴史も浅く恩や義理も薄い(と思われる)会社への対応は後回しになったのかな、と想像します。
(あとは、Atelier Pontdarcが(ある程度の)クオリティは保ちたいとの考えから仕切り直しや再延期の道を選んだ…「自称」アニメーターなら居たのでしょうがそこへ頼む事を是としなかった(信頼できるアニメーターが空くのを待った)、のかも知れませんね)
上記で述べた様にAtelier Pontdarcは制作管理系の会社だと思っていたのですが、最終回(第13話)のクレジットで第2原画にAtelier Pontdarcの名前があるんですよね。
第2とはいえ原画作業を素人にできるとは思えないので制作管理系の社員だけではないのかな?それとも原画マン上がりの制作進行とかが居るのかしら?それとも契約社員的な人なのか?よう分からんね。
まぁ仕切り直し、延期についてはここまでにしとこうかと思います。
で、8話以降のお話の内容についてですが、相変わらずギャグが良いですね。
やはりメイベル関連が面白い。メイベルは回を経る度にダメな娘になって行きギャグ担当筆頭になって行きますね。
その面白さから俺の中では物語中盤まではメイベルが3ヒロイン中で一番好きでしたよ。
しかし、物語終盤からはエルフ(スイ)がデレ成分を強めに出してきて可愛さ爆発してますね…ホント終盤はエルフが可愛さで全部持って行った感じでしたよね。
全13話ギャグも面白くキャラの可愛さも感じられ楽しく観れましたよ。
(アリシアがキャラとして弱く感じるんだけど今後個性を出してくる事になるのかな?)
で、以下は今後の展開、設定、気になった事について妄想。
最終話(第13話)の終盤のシーンで再登場する(おじさんと横断歩道ですれ違う)、第1話で登場したエルフ(スイ)似の看護師さん。
あんな意味あり気に最終話で再登場するなんて…第1話の病室でのおじさんのグランバハマル語をただ聞き流していた様に/「はいはい、そうですね」と適当にあしらっていたかの様に思えたアレは実はグランバハマル語をちゃんと理解していたのかもしれない…とも考えられますね。。。
しかし、看護師さん役の中の人はエルフ(スイ)の中の人とは別人なんですよね…。単純にエルフ(スイ)が転生・転移した結果があの看護師さん、という事ではないのかも知れない。
エルフ(スイ)の子孫とかだとは思いたくないし…それにそれだとグランバハマル語を理解できている(かも知れないと思ってるだけですが)説明にならないしどういう事になるのだろうね。
エルフ(スイ)に似ている理由は血縁だからだと考えられるのですが、妹かなんかが一緒に転移してきた(スイ本人は別どこかに居る・おじさんを探し中)とかかもね、と妄想。
妄想というか願望なのですがエルフ(スイ)やメイベルには異世界・グランバハマルから現代日本へ転移してきて欲しいと思ってるんですよね。
…メイベルには日本芸能界で銭ジャブして欲しい、そして一世風靡からの凋落youtuber転身~までのセットで見たいな。
(アリシアについてはやはりキャラが弱く感じるから今のところあまり展開に期待とかはないんですよね)
あとは、おじさんの異世界・グランバハマルからの帰還方法ついて。
最終話(第13話)で帰還方法についての手がかりみたいなのが示されましたが、あの方法がそのまま帰還に繋がるとは思えないんですよね、この作者の設定の造りからして…。
もしかしたら、異世界・グランバハマルで死亡する事で日本へ帰還するとかの設定なのかもしれない(温泉回での話の転移老人が(おそらく老衰で)死んだ後に持ち物ごと消えたというお話から。もしかして日本へ戻った?とも考えられるから)
または、おじさんを異世界に呼んだと思われる神様的存在…そして神をも殺せるという凍神剣の設定、これらからおじさんが凍神剣で異世界召喚した張本人の神様を殺して戻ってきたというぶっ飛んだ設定、という事もあるかも知れない…この作者ならギャグのノリでやりそう(たかふみ、藤宮が「えーーーー!!神様滅ぼしちゃったの!?」と驚く展開にしそうな感じがある)とも考えています。
ワイルドトーカーの設定やギャグの運び・センス(フリからの落とし)など設定がしっかりしている作者なので今後の展開・明かされるであろう設定が楽しみですね。
作品の評価としては、全く悪い所はないのですが「良」までは行かないかなという感じの、可もなく不可もなくとなります。
以上