アニメ「女神のカフェテラス」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「女神のカフェテラス」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


観始めてすぐこの作品の原作漫画が瀬尾公治作品だと知ってもう見る気が半分失せた…。
この人の作品って「涼風」とか「君のいる町」でさぁ、王道展開をあえて外すというか奇をてらう様な展開をやるんだよね…。。。
別に俺は王道展開以外を認めないというのではないのだけど王道がなぜ王道と呼ばれるのか分かってやるのと王道の王道たる所以を何も理解せずよくあるパターンだからあえて外すという事をやるのは全然違うのだよ…。
で、この作者は王道が王道たる所以を何も理解しないままあえて外す/ただ奇を衒って物語を描いてるタイプなのだよね…。

だから王道を外したその物語展開に悉く納得がないし面白くないのよね。。。

 

「涼風」や「君のいる町」の話で言えばヒロイン候補(と思っていた)の一人が早期に脱落したり、メインキャラ(と思っていた)の一人が急に何の脈絡もなく死んだり…、と物語展開上の伏線や納得も何もあったもんではなく意味分からん急展開で観ていてイライラしてする、そんなただただ奇を衒う事しかできない納得を作る事の出来ない作家という認識で嫌いなのですよね。

 


そんな納得を作る事が出来ない漫画家が早速見せてくれるわ…。

 

まず第2話を観て驚いたのが、婆さん生前の頃からあの居候5人娘は店を手伝っていた訳じゃないんだという事。
家の事も婆さんに任せ、店も積極的に手伝わずに居たようでホントただ婆さんに寄生していただけかよ、気持ち悪い設定だな。。。

で、主人公が5人娘に店手伝えと言ったらバイト代よこせとか…、、、だったら部屋代払えよ(食費はさすがに払ってんのか?)。。。
本当に、婆さんが死んだのはこいつらが寄生して好き放題やってたからだろう…、いや確実にこいつらのせいで婆さん寿命縮めてるよ。。。

 

常識的に考えて見ず知らずの赤の他人を部屋代、食費も取らず居候させて店で働かせる事もさせていなかったなんておかしいだろ…。
その上で主人公に対する「バイト代払え」発言…こいつらそのバイト代から部屋代、食費払ってんだろうな?まさか払うべきものを払わずバイト代だけ請求してんのか?どう考えてもおかしいだろ!お前らが婆さんの寿命を縮めた自覚あんのか?良心の呵責とかないんか?反省してんのか?してないだろうねぇ、してたらバイト代云々言わないだろうねぇ…、と納得を作る事の出来ない作者の頭の悪さが分かるお話でしたとさ。

 

 

 

で、本編の内容についてですが、
瀬尾作品にしては珍しく奇を衒う様な展開はなく普通にラブコメしてただけでしたね。
いや別に期待していたわけではないけど…ラブコメ展開自体にはイライラすることなく普通に観れたからびっくりしたよ…やっと王道が王道たる所以を理解したのかな?
(前段の導入・設定部ではもう既にイライラはしているのですがね)

 


まぁそのラブコメ展開についても納得のない展開・気になる部分はあるのですがね。


ヒロインはバンド、元子役、料理人、双子(の片割れ)、アホの5人娘となりアニメ1期終了時点で内3人(バンド、元子役、料理人)が主人公への好意を示す展開となります。
しかし、バンド娘以外の二人については主人公に惚れるエピソードが弱い(バンド娘のエピソードに比べると弱い)と感じるのですよね。

 

元子役娘についてはたまたま近くに居たのが主人公だったというだけで元子役娘を認めてくれる・必要としてくれるというのなら別に他の男でも良かったのではないかと思われ、料理人娘についてはたったそれだけで?…という感じが否めないし…とバンド娘と比較して雑というか大して考えてない構成に思えるのですよね。
もう少し説得力・納得のあるお話の構成をしようや…。。。

 

 

嫌瀬尾作品の先入観によりイライラから視聴が始まりましたが(先入観関係なく導入設定部で実際にイライラしましたが)、割と普通のラブコメ作品であり
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

 

以下雑感

 

最終話のワンシーンで場面が未来に移り主人公の娘が出て来て5人娘が写った写真を見て母親が居る(写っている)事を語るのですが…、
奇を衒う瀬尾作品なのでもしかしたら5人娘以外の誰かが母親という事もあり得るかもね…。

 

以上