アニメ「佐々木とピーちゃん」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「佐々木とピーちゃん」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


現代で仕入れた物品を異世界で売る商売を始めた時は「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」みたいな話かと思いました。
しかし、観進めていくとそんな商売メインの話ではなくその中で知り合い・出会った人達とのバトルや駆け引きを交えた絆・ドラマを中心とした作品となっていきましたね。

 


中年のおっさんが主人公だったり現代と異世界を行き来したり(これは他作品でもたまにみる設定ですが)、国家(組織)を絡ませたりと他の作品との差別化・独自性を図ろうとしているのは分かりますが、なんかそこら辺の設定回りがストーリーと上手く絡んでいない感じ…。

 

色々な立場・勢力、設定、環境の敵やキャラを登場させているけど、全部がポツンポツンとした点であり繋がっていない(無理やり繋がっているように見せてるだけ/ストーリーとして綺麗には乗っていない)のですよね。

 


キャラが描けていないとは思わないけど、キャラが上手くストーリーに乗っていない・敵キャラのスタンスが分からないから(立場上主人公の属する組織と敵対しているが真に悪い敵という訳でもないっぽいし…)どういう見方をすれば良いのか分からないままお話が進む感じなのですよね。

 

 

魔法や能力の設定なんかもそこらのなろう系なんかよりはマシな感じで、基本的には悪くはないのですが、う~ん何だろ、1話1話の内容が薄かったり(全然話進んでねえじゃん的な回も多く)、1クール通して観ても作品としての盛り上がり所があまり感じられなかったりもした…。

ポテンシャルは感じるけど…と勿体ない感じがする。

 

 

あと秋葉系の人の能力なんかはさすがにちょっと何でもアリな感じで如何だろ…とは思うけど、まぁ今後しっかり納得を作って・見せてくれれば良いけどね。

 

 

あとは、作画は全体通してかなり不安定な感じだったのでもう少し頑張って欲しかったかなSILVER LINK.

 

 

全く構成が出来ていないという訳ではないけど評価が微妙な感じで
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上