アニメ「俺だけ入れる隠しダンジョン」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「俺だけ入れる隠しダンジョン」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


といっても特に語る事はない作品なのですが。
評価としては可もなく不可もなくとなります。
一気観してから2,3週間経ちますが、早くも内容を忘れてきています。
2,3ヶ月もしたらおそらく堀江さん出てたなぁくらいしか思い出せないだろうなと感じる、そんな作品。


話の内容もタイトルから想像していたものとは違ってたし…
これ…主人公が隠しダンジョンに入って攻略した結果特殊な能力を得たというより、扉開けて初っ端のフロアに英雄がいて能力を継承されたという事の方が大きいよな…と。


あとは、主人公が最初から持っていた某スライムと同じ大賢者のスキル。このスキルはもっと使うべきタイミング色々あったと思うけど…何故ここで使わんのだろうという場面が多々ありほとんど活かされる事はありませんでした。

 

他は特に語る事はなく、良くもなければ悪くもない褒める所もなければ貶す所もないという感想の作品です。


以上

アニメ「天地創造デザイン部」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「天地創造デザイン部」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


話の内容は冒頭の説明部分で理解したのですが、
その詳細設定が良く分からない、ガバガバなんじゃないかと思われます。

 

例えば初っ端に出てくる「ペガサス」のデザイン、
初デザインのはずなのに、周りのスタッフから「ペガサスじゃないですか」と
既に名前まで付いている状態で、みんな知ってる様子…
え?どういう事?今まで存在しなかった動物を創造しようとしてんじゃないの?
設定が良く分からんな?
また他には、オタマジャクシ、カエルは既に存在していたり、アリも既に存在していてる状態でアリクイを創造…など
第1話の時点で既に何が創造済みなのか、ベースになるものがどこまで創造されているのか良く分からない状態なのです。


さらに、人は当然まだいない状態のはずが、マラソンの概念が既に存在していたりと詰めが甘いというかボッコボコなのです。
(まぁここはギャグかも知れませんが…しかしギャグとしても面白くなくマラソンで例える必然性も全くないのですがね)

 

あと、この作品は突然変異種、自然淘汰についてはどう考えているのでしょうか。
同じ生物・種族でありながら突然変異として生まれてくる形・デザインの違った動物…、
そして、環境に適した種/変異種のみが生き残る・淘汰されるという事について、
デザインを採用/不採用を決定した部署はどう思っているのか?その意義は?
なんかもう第1話の時点で、最初の大枠の設定が作られているだけで、詳細が全く詰められていないガバガバ設定の作品の気がしました。

ちょっと期待していただけにガッカリのスタートでしたね。
なんか原作者は3人?居るみたいなのに、3人もいて「ここはおかしくないか?」「ココはこうした方が良いだろう」みたいに遣り取りしてもう少し設定詰められんかったのかしら…


基本、第1話で感じた事
「あれ、この生物はもういるんだ」「あの生物はまだいないのか」「アレがないのにコレはあるのか」
を最終話まで感じる事となります。


教育系のアニメとしても造り甘い、詰めが甘いと感じる、しかし貶すほどでもない
可もなく不可もなくの評価となります。


以上

アニメ「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


書いてて改めて思ったけど長っいタイトル…
こういうタイトルだけ内容が分かるという、掴みはOKな作品ですが、
この「タイトルで説明する系」の作品は基本的に出オチで1,2話辺りがピークで
後は後日談か、という様な感じで盛り上がりに欠けて終わる事が多いんですよね。

こういう系の話では余程うまくキャラクターを作らなければ話がもたないなと感じます。


発想のモトはまぁ、RPGあるある何でしょうけど、自分はドラクエ4ゴットサイドを思い出しましたよ。
物語最終盤の気球でしか行けない場所にあり正しくラストダンジョン手前の町となります。
昔、ドラクエの4コマか何かで見たのか友達との会話の中で出たのかは忘れましたが、
世界から隔絶された場所にあり強暴なモンスターが棲息している中、このゴットサイドの住民はどんだけ強いんだよと話題があったのを覚えています。

 

まぁタイトルのインパクトだけ、設定の詰めも甘い、キャラも弱い、ストーリーもちょっと…
でもまぁそれでも貶すほどの作品ではなく、可もなく不可もなくという評価となります。

物語はまだ続くようですが、正直どうでも良いと思えた(原作追っかけたりしないけどアニメ化されれば観るかな?)という作品。


以上

アニメ「ゆるキャン SEASON2」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ゆるキャン SEASON2」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

美術の役割が大きい、というか美術が主役だなと思ったアニメ。
これ程まで強く美術に目が行った作品はないです。
キャンプというアウトドアを、自然を描く事が必然多い本作、
当然美術の仕事は多くなりますが、キャラ萌えに逃げず
その美麗さに唸るほどの美術を仕上げた事に感嘆の思いですよ。


1期も観てたけどこんなに美術に力が入った作品だったか…ちょっと覚えてない。
女子高生+趣味系のキャラ萌え作品だと思ってたけど油断してたわ。

 

「止め画」だけど美術も「アニメーション」の一部・重要な要素だなと改めて認識した作品。
中身という中身はないストーリ構成は弱い作品だけど、
(キャラクターも悪くなく可愛く魅力的に描けており全くマイナス評価とはならない)
この美術だけでも限りなく「良」寄り可もなく不可もなく作品でした。


以上

 

アニメ「いわかける!- Sport Climbing Girls -」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「いわかける!- Sport Climbing Girls -」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

基本的には悪くないけど、作画が残念な、というか追いついてないアニメ。
崩壊しているとかの話ではないけど、こういうスポーツ物を・技術的な事を描くには説得力持たせるための相応の作画技術・レベルが必要なのにそれが足りてないと感じるのです。
こういうのはスポーツ物が得意な制作会社にやらせないと…。おそらく圧倒的経験不足からくるチグハグさを感じます。
監督がみせたい画というは感じ取れるのですが、おそらく作画の技術不足・経験不足のために監督の頭の中にあるその画がアニメーションとして表現できていない、レベルが達していないと感じられます。


他にも、キャラクターの感情の機微を表現する顔のアップのシーンにおいて、これもおそらく監督はこういうシーンの画を頭の中で想像してるんだろうな~とは感じるのですが、その出来上がった顔の作画はただの変顔になっていて圧倒的力量不足を感じずにはいられません。

話はそんなに悪くないのに、勿体ないな…と感じてしまいました。

まぁ悪くないと言っても色々と気になるところはあるのですが…

 

たとえば、途中チームメイトの一人がチームから一時離脱し修行するという展開があるのですが、次に登場した場面は修行場面ではなくバイトシーンでした。
え、何やってんの?という感じ。壁から落ちるのが怖くなって登れなくなり悩んでいるという話ではありますが、バイトせんでも…離脱後の再登場シーンの初っ端にそのシーンを選ばんでも…と感じてしまいます。

 

あとは、最終回の展開にちょっと…。11話の終わりまで行ってようやく大会の予選が終わり決勝が始まるかどうかという展開で、え?これあと1話で終わんのか?と感じました。
一応、12話で決着はしましたが、すんごい駆け足でした(特にBパート後半)。
個人と団体で競う大会ですが、団体とは言っても基本的に個人競技ですので(対戦相手との1対1の勝負ではない)、主人公とライバルキャラ以外はほぼダイジェストで結果だけ語られます。
先に述べた様に基本は個人競技なのでダイジェストでも成立するのです。これが団体スポーツであるならダイジェストは成立しませんからね。
そのダイジェスト手法で何とか話を収めるのですが、後半は余韻というものがない急な終わりでしたね。もう少し構成考えた方が良いんじゃないかなと感じました。

 

あともう1点気になるのは、主人公の設定、
元ゲーマー(パズルゲーム)で全国一位を取るほどの腕前という設定について。。。
パズルゲーム得意な事が本当にクライミングのルート探索が得意という能力に通ずるのか、という疑問。
(この主人公にもしモデルが存在して実際に元ゲーマがプロクライマーになったとかなら何も言えないのですがね…)
また、ゲーマーなんて基本的に引き籠りで体力なんかなく運動能力は平均以下だろうと思うのですが、初めてのクライミングでもそれなりに登れて体力がある様子です。
これにはもしかしたら以前バレエをやっていたという設定も絡んでいるのかも知れませんが…、そもそもバレエ設定も必要か?と感じます。
このバレエ設定も以前ちょろっと習っていたという程度ではなくプリマであったというなかなかに恵まれた才能の持ち主の様です。
ゲームで1位(全国)、バレエでも1位(全国ナンバー1とかではないと思う)、クライミングでも…と。。。
スポーツ漫画の主人公はふつう何か一つの特化した才能・特異な/得意な一つの武器をもって、ライバルの天才プレイヤーに挑むというのが定番の展開ですが
この主人公は最初から色々と持っているどうやら天才側の人間の様です。
まぁスポーツでトップ取る様な人物が超努力型の凡人という事は現実にありえず、天賦の才を持つ人間なのでしょうがね…


と、お話や設定にちょこちょこ気になる部分があり、作画レベルには残念なものがありますが、全体的な感想としては、可もなく不可もなくとなります。


以上

 

アニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「戦翼のシグルドリーヴァ」(以下「シグルリ」)を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


突如どこからともなく現れた無機質な人類の敵と魔方陣を展開させて戦う飛行少女という、どこのネウロイとウィッチーズの戦いのアニメだよ、と基本的にはストライクウィッチーズな造りの作品です。

 

しかし、ストライクウィッチーズ(以下「ストパン」)の方が設定やキャラクター作りは断然巧いです。
この「シグルリ」の原作はリゼロの作者が書いてる様なのですが、リゼロの時から思ってたけど、この人はお話やキャラクター創るの巧くないのよね。


まずダメなのが中盤辺りで登場した姉御キャラ。この姉御キャラはメインキャラとも関りの深い人物として描かれていますが、
このキャラが明らかに悲しみ要員として配置され退場させられるキャラとなっています。
この姉御キャラが退場するまでの流れも納得がない展開ですし、なによりその退場のさせ方が「結果」だけを伝聞で示すという描き方に、
キャラを描くという事が出来てないなぁ、本当にただ悲しみ要員として配置されただけのキャラなんだろうなと感じられ残念な造りとなっているのです。
この話の後、ピンク髪のキャラがダウナーな感じになりますが、序盤で見せていたそのキャラクターからはダウナーキャラに繋がらず描き方が下手だなぁと感じてしまうのです。
姉御キャラとは姉妹の関係にありますが、中盤に急に登場しその姉妹設定を提示されても、あぁそうなんだくらいにしか感じず、
もし姉との死別という話を描くのであれば最初からその影を(大好きな姉が居る事や昔その姉の命が危うい状況になり一時的に飛べなくなった等の話を)見せておく下地を描いておくべきなのです。
おそらくこの原作者の方はその辺りの設定を最初から考えてのストーリー構成できていなくて行き当たりばったりな構成なんだと感じます。
それは「リゼロ」でも感じていた事で、オットーやペテルギウスのキャラなんか最初から存在した設定ではなく絶対後付けだろうと感じるのです。
キャラの造り、キャラと絡ませたストーリ、最初から綺麗に構成された物語創りが出来ない人なんだなと感じます。

 

終盤の展開~最終回も良く分からないとうか納得がない、盛り上がりに欠ける展開で勢いだけで突っ走ったという感じで終わりました。
多分数年したらタイトル見てもどんなアニメだっけ?と思い出せなくなる内容の可もなく不可もなくな作品でした。

 

以上

アニメ「Dr.STONE」(第2期) ~感想

録り貯めしていたアニメ「Dr.STONE」(第2期)を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

1期の頃から面白かった作品ですが、
2期に入ってからの本作は「週刊連載」での話作りが堂に入った感じで
科学ネタ+話の展開・話の盛り上げの絡ませ方が巧い!造り方が巧いです。
アニメを観ていて「あー、ここが週刊連載時の次週への引きの頁(ページ)だな」と分かるほど
話の盛り上げ方が巧く、面白いです。
こんなに面白い作品、こんなに話作りが巧い原作者だったんだなと改めて感じました。
そして、アニメ作品もその「引き」の面白さを良く理解してのAパート終わりであったり、次回への引きを作ってあります。


話の序盤~中盤は間違いなく面白いのですが、終盤がちょっとガッカリでした。
特に氷月…このキャラの三下感にガッカリですね…。
このガッカリキャラのおかげでお話も盛り上がらないは尻すぼみで終わるは、で残念です。
ちょっと強キャラ感を引っ張り過ぎたんですね…
たとえこの後、氷月が悪役に返り咲いたとしても、今回感じた三下感をもう拭う事は出来ませんよ…


シリーズ一番最初の、大きく広げ過ぎた風呂敷を綺麗にたたむ事ができるのかどうか…
この氷月のキャラの「構成」が出来ていない事が若干不安要素として残るのですが、
第3期あるなら楽しみにしたいですね。


以上