法で制限する必要はない、情報を重視すべき

mixiユーザのコメントはほぼほぼ再交付反対ばかりで、そら恐ろしさを感じます。

 

自分の意見としては、
「社会」や「法」が犯罪者の社会復帰の職業に枷を掛ける必要はない
と考えています。
詳しくは、過去の日記に書いている通りです。

「犯罪者の社会復帰」について
 

つぶやきでは、「永久追放」や「二度と教壇に立たせるな」等のコメントが見て取れますが、「教師」への復帰の道を断つ事で果たして根本的解決になるのでしょうか。


『わいせつ教員』が悔い改める事なく社会復帰したならば、たとえ「教師」という職業に就けなくても子供に接する機会のある仕事は存在する訳で、『わいせつ教員』はまた別の職業で同じような犯罪を起こす事が容易に想像されます。

 

過去に書いた日記と同じ事を書きますが、
必要な事は、職業に枷を掛ける事ではなく就職の際に過去の犯罪歴の情報開示を義務化させる様な事ではないでしょうか。


(あらゆる犯罪全てを開示するのではなくある一定以上の罪などのラインは設けるべきかと考えます)


通常、就職に不利になる事は履歴書に書く必要はありませんが、職業によっては開示義務を設け、当事者となり得る人たち自身(「教師」であれば学校や保護者)が判断、納得してもらった上で就職、とすべきだと考えます。


(免許の再交付自体には「法律」で制限を掛ける事はせずに、あくまで「当事者となり得る人たち自身」の判断に委ねる、とすべきなのです)

 

情報開示については、セキュリティが厳重に管理される事が大前提でマイナンバーと紐付ける等して虚偽の報告が出来ないな仕組みも考えなくてはいけないでしょう。
(『わいせつ教員』の中には事件後に改名し、免許再取得し再び事件を起こした者もいるらしいので、改名等に対応するためにマイナンバーとの紐付けが必要かと考えています)


「再交付反対」ばかりの意見で恐ろしさを感じたのは、
「性犯罪者は/一度でも罪を犯した者は○○という職業に就くべきではない、犯罪者の職業は△△が相応しい」という危険な考えにつながり、それを「国」が「法律」で定めるという事に何の危険性も感じないというのは恐ろしい事だと感じるのです。

 

感情的に否定するのではなく一度冷静になって考えてみる必要があると思いますよ。


(2020年09月29日21:05mixi日記投稿分)