アニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


前作(第1期)も観てたけど、そういえば感想を書いてなかったなと気付きました。
なので第1期を観て感じた事についても述べて行きます。

 

視聴前(第1期の話ね)に想像していたのは理系あるあるの話もしくは理系人間の論理的思考プロセスで組まれた「納得」のある話の流れ・構成された物語の作品かと思っていたのですが…、違いましたとさ、な残念極まりない作品。


もっと論理的思考によりロジカルに物語が展開される納得、説得力のある作品かと想像していたのですが、かなり頭の悪い作品でした。

 

数学のなんちゃら問題やなんちゃら定理やら専門用語的なものは出てきますがただそれだけ…、それだけで理系がどうのというタイトル謳われちゃってもねぇ。。。
よくこんな内容でこんなタイトルの作品描けるよなぁ…数学、物理にコンプレックスのある作者なのかね…観ていてなんかこっちが恥ずかしくなる。

 

 

論理的思考プロセスをしっかり描いていれば、話の流れ・物語展開に自然と「納得」が生まれてくるものなんだけど、この作品は違う。。。いやいや、そうはならんやろ…の展開の連続なのよ。
いやね、バカに振り切っていれば良いけど振り切るほどまではいってない…、ただただ納得のない、ただの頭の悪い作者の納得のない(理系~を謳っていながら論理的思考を描けていない)作品になっているのよ。

 

いま思えば、第1期を観た当時も上述した様な理由で気持ちが萎えてしまって感想を上げなかったんだろうなぁと考えます。
…実を言うと1ヶ月ほど前に第2期を一気観し始めたのですが、そのつまらなさからなかなか観進める気が起きず先日ようやっと全話視聴終わりましたよ。。。
(作品の感想を述べるのなら全話(シーズン毎/1クール、2クール…の様な作品として区切りまで)を観ないと面白い/面白くないを語る資格はないと考えています)

 


で、2期の感想ですが…。
1期からやってきた「好き」の定義の話は6話くらいに決着します。
しかし、その決着・結末が何じゃそりゃ…というお話。
好きと認識する事、恣意的に決定する~なんて結論で納得できるか!今までやってきた事なんだったんだよ…。
元から馬鹿な事やってたけど最後の結論までがこんな予想外な馬鹿な結論になるなんて。。。
まがりなりにも好きの定義を、理系的に定量化しようとして始まった物語のその終着が、恣意的な個人の感情という真逆のベクトルに向かって決着するなんてアホか!
もしかしたら作者は最初からこの結論・結末を想定したのかも知れない(作者は好きの定義、定量化なんてできないと最初からこの結論に逃げる気でいた~)と考えなくもないですが、
理系云々を謳っていながらこんな結論で読者/視聴者が「納得」するという考えが~納得のある物語構成/構想が出来ないという事が~この作者の頭の悪さ・論理的思考が出来ていないと感じるのですよ。

 


あと、ヒロインキャラ達の脚の描き方・拘りから作者の脚フェチが窺えるのも作者の頭の悪さを感じる一因になっていますね。

 

 

で7話以降は後輩ちゃんメインの話になるのですが、

この後輩ちゃんの「普通」が一番と考える設定が普通過ぎるというかテンプレというか、詰まらなさすぎです。
あと普通普通と言いながら先生相手にガチ恋するのは普通なの?後輩ちゃんはそこで「普通」の思考は働かないの?(憧れくらいの気持ちは「普通」にあるでしょうがデート実行までは「普通」じゃないでしょ…と納得がないキャラ設定よね)

 


そして最後、あの最終回の展開なんだよ…。
他大学の男子学生の異常者設定要らんのだよ。
もうあの最終回だけ別作品になってたよ…。。。アホちゃうか?この作者、とここでも論理的思考が出来ていない・納得のある物語構成が出来ていない作者の頭の悪さを感じましたとさ。

 


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 

以上