アニメ「ぶらどらぶ」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ぶらどらぶ」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

うる星やつら」の再放送とかは観たことあったけど、正直押井守作品をまともに観たのこれがほぼ初めてな感じ。

 

で、感想ですが…、
脚本古臭い、話の展開、セリフ回しが古臭い…押井守は昭和で止まってんじゃないの?
いつまでも昭和にしがみ付いてないで新しくしようよ、自身をアップデートしようよ。
話の展開、ノリが痛々しい…昭和ならこれで良かったんだろうけど、なんかもうホント「昔」の人が作った話だなぁと感じる、悲しくなる。

 

持論ですが、俺はヒット作を作る監督には2種類あると思っています。
「映像、演出面にセンスのある監督」と「話の構成、脚本にセンスのある監督」の2種類です。
そして、何度観ても面白い作品、大ヒット作を作る監督は話監督より画監督の方だと考えています。

映画興行収入ランキングを見ても自分が画監督と考える監督がやはり上位に居ます。(話監督もランクインしてますが)

 

画監督は「魅せたい画」というイメージがあり、そこへ持って行くためのストーリ造りの巧さも兼ね備えているんですよね、基本的には。
話監督の方は、ストーリー構成重視で話は良いけど…印象的なシーン、映像、演出というのが後から思い出されない…その分弱い、という印象です。

 

で、押井守はというと画監督になると思いますが…、ストーリー造り、キャラ造りは巧くないんですよね。上述した画監督は話作りも巧いという「基本的には」に入らない人、なんですよね。

 

押井守が評価されてる作品って思えば、「うる星やつら」にしても「攻殻機動隊」にしても押井守ではなく、センスある別の人がキャラなり設定なりを作った作品だからね…押井守にはゼロから作るセンスはないんでしょう。オリジナル作品で良いのあったけ?
そういうのもあって人の褌でしか相撲を取れない監督という印象なのよね。


今回の「ぶらどらぶ」を観ても、なんかノリだけで造られた様な脚本、構成で観ていてきつかったよ…。脚本の古臭さに釣られてかOPやED曲も古臭く感じる始末…。

 

やはりお話を書く才能はない人なのね、と改めて思いましたとさ。

 

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上