録り貯めしていたアニメ「Unnamed Memory」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。
第1話での、魔女が与えた試練を乗り越えた主人公がその褒美・願いを求めるシーンにおいて魔女自身を求めたのを見て「このすば」での転生特典に女神自身を求めたシーンを思い出しました…。
観ていて気になる点・引っかかる点というのがいくつかあるのですが、基本的には嫌いじゃない作品でしたよ。
ヒロインのキャラ、徐々に主人公にデレていく姿が良かったですね
(主人公はキャラクターとしてはイマイチ弱いのですがそれを補って余りあるヒロインのキャラが可愛かったですね)
で、気になる点・引っかかる点というのが、各エピソード毎のキャラや状況の説明、設定が不足している…足りなすぎると感じたのですよね。
なんか敵っぽい、なんかヤバいっぽいというキャラや状況の雰囲気だけを伝えて話が進んで行くという感じで、観ていてなんとな~く感じは読み取れる・推測・想像できるのですが、親切ではないというか雑に物語を進めているように感じられてしまうのですよね。
どうなんだろ?これは原作小説の方ではしっかり設定が作られて状況説明も為されているのでしょうかね?アニメ化の際に構成、テンポ、尺の都合でカットされているだけなのでしょうかね?
例えば序盤辺りで登場した何回か時間をやり直してるみたいな男女ペアが居たけどあっさりと男の方が退場して女の方は後から出てきたけど何度かやり直してる?みたいな設定の説明は何もなかったのよね。
他にも中盤、終盤辺りのお話でもちょこちょこと何となく想像はできるけど圧倒的説明不足と感じるシーンがちらほら…。
次に、シリーズ構成について。
12話(最終話)を観て「え?これで終わり?」と思ったのよね。
なんかバッドエンドじゃないけどバッドエンドっぽい終わり。。。
ビックリしたね。で、2期が/続きがあるみたいだけどさぁ…、、、いくら続きがあるからとはいえあんな終わり方するよりも11話のところで終わっておけば綺麗に締まったのに…と思っちゃうのよね。
続き(2期)があるなら今作の12話でやったお話、あれから始めれば良いじゃん、と感じる訳なのですよ。
いやね、例えば2期のシリーズ構成まで考えた時に、1期でこの12話のお話を入れておかないと(2期の第1話で入れてやろうとした場合)どうしても次の1クール(12話or13話)で2期の話が収まりきらない、だからこその苦渋の決断(バッドエンドっぽい終わり)であった、というのならば納得しますがただ単に第2期の制作が決定済みで2期への引きを強くしたいが為のバッドエンドっぽい終わりを構成したのならそれは第1期・1クールの作品として綺麗に締めることが出来たはずなのに綺麗に締めなかったという納得のないシリーズ構成になるのですよ。
(第1期として11話までの内容で綺麗に一旦物語を締めて、第2期として新章・新展開として12話からの内容の方が絶対に良いと思うけどね…)
と、色々と書きましたが冒頭でも述べている様に基本的には嫌いじゃない、面白く観れた作品でした。2期を楽しみに待ちたいですね。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。
以上