アニメ「ホリミヤ」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「ホリミヤ」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


キャラクターの設定や話の構成もつまらない、おかしい…ダメな作品。

 

告白してきた相手を振って翌日その相手が泣いてるのを見て「(何で泣いてるの?)→さぁ?」という怖いキャラ設定の堀。いや、意味わからない、人の心がない人設定なの?
第2話の構成もおかしい、
生徒会メンバーでもないのに生徒会の仕事やらせておいて、頼んだ仕事の書類紛失の責任を問い質す生徒会長と一緒になって責める生徒会メンバー。
衆人環視の中、関係ない人間に仕事頼んでおいた責任を問うなんてどういう思考してんだ?周りも周りで生徒会の味方の様な雰囲気で意味わからん。
イヤイヤどう考えても生徒会メンバーおかしいでしょ…これで、もし生徒会長一人がいけ好かない奴で堀を厭味ったらしく責めるというのなら話の構成としてまだ分からんでもないけど…
生徒会メンバー全員で堀を責めて、周りの生徒も生徒会側に寄るとか意味わからんわ。本っ当にまともに構成が出来てない。

何故この設定、構成で良いと思ったのか、普通に考えておかしいのに、漫画原作の担当はなぜダメ出ししないのが信じられない…全く仕事してねえじゃんとキャラクター設定からお話の構成までイライラする、「納得」が全く造れていない作品でした。
漫画原作者が出してきた設定やネームについてこれおかしいんじゃない?無理あるでしょ?ココはこうした方が良いんじゃないの?みたいな事を何故言えないのか…
まぁスクエニだからねぇ、担当編集のレベルもこんなもんで仕方ないのか…
一人で物語を創るのではない強みを活かすべきなんだけどそこらへん分かってないんだろうね。


また宮村のキャラクターについても…良く分からない理由・感情の動きで友達タコ殴りにするサイコだしホントメチャクチャなキャラ設定だな…そりゃハブられるわ…
そのハブられ宮本が特に自分から行動を起こし何かした訳でもないのに急に仲間・友達ができる…みたいなくだりアホか…意味か分からん話の構成だわ…


そもそも宮村がピアス空けた理由やタトゥーの理由も意味不明です。自分が嫌になって…みたいな事は何となくは語られますが、それでもピアス穴一つ空けるくらいで良いだろう…耳に何個も穴空けて口にまで空けて身体にまでタトゥー彫るとか意味分からん…相当だぞこの闇の深さ…
また放課後は学校での姿とは打って変わって「メガネなし、髪も上げて、ピアスもフル装備」と何を考えてそんな格好して外を出歩ているのかについて何も語られていません。
「なんかヤバい人…」みたいな感じでも良いから他人から見てもらいたい・その存在を認めてもらいたいという不良少年の心境なのでしょうか?
しかしそれなら学校でも不良不良しないところが訳わかりません。全くどういうつもりのキャラ設定なんだろう…
また急にピアス空けたりやタトゥー彫ったりした息子と親との関係も語られていません。(店を手伝ったりしていて関係は良好なようですが、息子のその突飛な行動・奇行についてどう思っているのか全く語られずよう分からんのです)
なんでそこら辺をしっかり描こうとせんのかね、理解できん。描く気がないなら最初からそんな設定にしなけりゃ良いのに…
と初っ端からイライラしっぱなしでした。。。


中盤は生徒会メンバーの話にもなり、ここで生徒会メンバーキャラの深堀するのならなぜ初登場時にもう少し印象を好く思われる様な描き方ができなかったのか…
この辺りでもお話の構成が出来ていないことが見て取れます。
キャラ設定と物語を絡ませた構成が全くできていない観ているのがキツい作品でした。

(あー早く終わらんかな…という思いで観ていました)

 

あと、これは個人的な思い込みかも知れませんが、登場人物二人の名前を冠したタイトルってどうしても「セトウツミ」みたいな二人が中心の駄弁りものを思い浮かべてしまうのです。
それがこんなワヤ設定のヘボ構成の恋愛ストーリー物だとは…ガッカリを超えて怒りさえ感じてきます。
二人の特殊な関係性の物語でもないのに普通の恋愛物っぽいタイトルで良いはずなのに、なぜ二人の名字を冠したタイトルなのか…とタイトルでもイライラを募らされます。


唯一、まともにキャラが構成が出来ていたのは堀の親友の娘だけですね。まぁオーソドックスな構成・展開ではありますが、オーソドックスだからこそ唯一まともに構成ができていたのでしょうね。

 

作画、アニメーションについては可もなく不可もなくですが、
(作画で良いと思ったシーンが一つあり、それは生徒会のメガネっ娘の泣くシーンは良かったですね)
設定、構成がダメダメで作品全体としての評価「不可」の作品となります。

 


この作品を観て改めて思ったのは、設定や構成がメチャクチャ・全く出来ていない作品を観てイライラする自分を認識し、やっぱり自分が一番重きを置いているのはココなんだな~設定や構成に「納得」がない~と一番許せないんだなと感じましたよ。

 

以上