アニメ「はたらく細胞!!/はたらく細胞BLACK」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「はたらく細胞!!/はたらく細胞BLACK」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


2,3年前に放送されてまあまあ話題になった作品の続編。
正直、自分は2,3年前の当作品のヒットも良く分からない・納得できないんですよね…。
色んな擬人化のアニメがありますが、人間の細胞・体内環境の擬人化なんて昔っからありますよ。
それこそ「ためしてガッテン」なんかで何十年も前からやってますよ。他の番組~健康系・サイエンス系の番組内でも擬人化されてます。
全く新鮮さを感じないのになぜヒットしたのか・受けたのかよう分からんのです。
(ちょい前に電車の擬人化アニメというのもありましたが、発想としてはこちらの方が驚きが大きいですよ…面白さは別としてね)

 

そして、
作品の新鮮さには目を瞑ったとしても、内容も特に惹かれるものがないんですよね…。また「納得」がない、構成が上手くないなどの問題点もあります。


具体的には、やはりまず擬人化した細胞達に変にキャラクターを持たせている事。こちら側は細胞の擬人化アニメだと分かった上で観ているのに、赤血球や白血球に感情を持たせてキャラクターを作っている事、そのキャラクターでドラマを作っている事、細胞達がシリアスシーンで泣いたりしている事に、
観ている側としては細胞だろ?キャラクターなんてないよ、と全く感情移入できないのです。

はたらく細胞!!」にしても「~BLACK」にしても細胞達が泣いたり喚いたりするシーンがどうしても冷めた感じで観ちゃうのです。


性質が違う細胞ならキャラクターを持たせる意味もありますが、同じ細胞でありながら個性を持たせて無理やりドラマを話を創っているところに納得がないのです。

 

細胞達は人間っぽく描くよりは、その性質・役割から考えて、仕事を忠実にこなすマシン、ロボという風に描いた方が~身体を護る細胞は勇者ロボ、体内勇者ロボの話と描いていた方が納得もあったと思いますよ。


あと原作について…話のネタ的にもいつまでも続けられるものじゃないだろうに…その内必ずネタ尽きるよな、が見えてしまう作品、なのに何故そんな作品を描こうと思ったのか…
エンタメより社会に訴える使命感で作品を創っているのか…分からん。。。

 

色々と小さい不満はチョコチョコとありますが大きく貶すほどのものはなく作品の評価としては可もなく不可もなくとなります。

 

以上