アニメ「イジらないで、長瀞さん」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「イジらないで、長瀞さん」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

まず第1話を観て、
設定というか導入が弱い…、主人公とヒロイン・長瀞の出逢いのきっかけが弱い~
何故、ヒロイン長瀞は主人公にちょっかいを出すようになるのか、
主人公が落した漫画をヒロインが拾ってちょろっと読んだだけというその出会いのきっかけが「弱い」~と感じるのです。


これがもし幼馴染だとか中学の先輩後輩の間柄だとか昔からの顔見知りというのなら百歩譲って分からんでもないのですが(そういう意味では「宇崎ちゃん~」の方が設定だけはマシといえます)、ほぼ赤の他人の関係の「先輩」の何を気に入ったのか?なぜちょっかいを出すようになるのか、その理由が先述のきっかけではとんでもなく弱いのです。

 

そして、このヒロインが主人公のどこに惹かれて・何を気に入ってちょっかいを出すようになったのか、そこのところが謎のまま「納得」がないまま話が進んでいくのでどうにも話に入っていけないのです。

主人公がヒロイン・長瀞に惹かれていくのは、まぁ女子免疫のない主人公が少しちょっかい出してくるとはいえ、それなりに一緒に居る時間を共有していれば、まあ情も湧いてくるというものでしょう、それは納得します。しかし、やはりヒロインが主人公に惹かれる理由、漫画を拾ってちょろっと読んだだけのあの出会いのきっかけで、
何をどうしてどこが気に入ったか全く「納得」がないのです。その「納得」を描かないまま話数を重ねる造りがさらに納得の無さを重ねてしまうのです。

 

一番大事なそこんところをしっかり描かな…

 

あと、ちょい気になったのが
美術部てそんなどマイナー部活でもないだろうに他に部員おらんのおかしいだろ…(10話辺りでやっと先輩部員が出てきますが)、
また本当に絵が好きで描いているなら被写体が女子だろうと関係なく模写できるだろうと思うけど…(第1話時点の話ね)
物語導入の重要な第1話からして色々と設定、構成が弱いしおかしいと感じる部分がある残念な作品でした。

 

まぁ作品全体の感想としては可もなく不可もなくとなります。