アニメ「IDOLY PRIDE」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「IDOLY PRIDE」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

幽霊設定だったり、その幽霊の妹設定だったり、幽霊が視える娘設定だったり、心臓移植設定だったり、と色々と設定が取っ散らかってる作品。
唯でさえ、アイドル物作品という事でキャラが多くてワヤクチャなのに、上述した様な設定まで盛り込んでもう何がしたいの!て感じですよ…。


第1話を観た時点では、この作品は幽霊設定+アイドル物なのかな?と思っていたのですが、基本的には普通のアイドル物作品でした。


幽霊設定ほぼ意味ありません。幽霊が話の中心になって物語が展開される事がないのです。
幽霊の様な特異な存在が絡む事で話が展開する作品…例えばそれは「ヒカルの碁」の佐為の様な存在であったならば、その存在意味も分かるのですが、この作品の幽霊は別に居ても居なくても大して意味もなく、アイドル達の成長、成功に大きく影響するという事もないのです。


なんか普通のアイドル物との差別化を図るためかちょっとしたスパイスのつもりで幽霊設定を入れたのかも知れませんが、全く意味のない味付けで、それどころか妹設定や心臓移植設定、ほぼ死に設定の霊能少女設定も加わりもう訳が分からない味という状態になってしまってます。

 

話の大筋を考えると(話の序盤と終盤の筋を考えると)、幽霊の妹少女と心臓移植の少女が居れば成り立つ話となっていて(幽霊が視える霊能少女は別に居なくても成り立つ…ただの賑やかしです)、他のアイドル少女達はまぁ必要ないですね…。

そういう余計な幽霊設定入れる構成にするから他のアイドル少女の意味がなくなるのよ…ホント、設定・構成の段階からしておかしい作品だわ。。。
他のアイドル少女達8~9人くらいをゴソッと消せば幽霊設定有りでも良かっただろうけど、幽霊と絡まない、話の大筋に関係しない娘たちは最初から要らんだろうに…なにを考えてんだか…。

 

で、他のアイドル少女達を活かそうと考えるんなら余計な幽霊設定が要らんのよね…ホントどっち付かずの残念な作品でした。
(そして、こんなどっちつかずの作品のために、第1話で幽霊にさせられたキャラが気の毒でたまらんわと感じました)

 

作品の評価としては可もなく不可もなくとなります。


以上