アニメ「農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。


お話(物語構成、設定)から作画からキャラクターから果てはタイトルまで色々と残念な作品でした。

 

まずは軽くジャブから。
作画、アニメーションが酷いですね、最底辺の作画レベルです。
まぁしかし近年稀にみる酷さの作画という訳ではなく1クール中には1~2作品は存在する最底辺作画のアニメなんですよね。

 

また作画に関しては(俺の日記の中では何度も語っている事ですが)、作品評価としてそこまで重要な項目ではないので大きくはマイナス評価には繋がらないのですが…、
今作「農民~」はお話や設定も酷いからね、、、いやこれがまだお話が面白ければ多少の画の酷さは目を瞑って評価するけどさぁ…お話や設定も酷けりゃ画も酷いって、、、おいおいおいって感じなのですよ。

 


で、そのお話や設定について。
第1話はまだお話の導入部でもあったので農家が舞台というところからスタートしましたが、第2話でもう既に農家・農業は関係なくなりましたからね…なんじゃそりゃ。


そして設定についても納得がない。農家のレベルがMAXになったからといって強くはならないでしょ…と納得がない。
農家・農業ってゲームで言う「生産職」になると思うけど、生産職Lv99と戦闘職Lv10のどちらが強いかと云ったら、やはり戦闘職の方が強いんじゃないの?

農家・農業関連のスキルをMAXまで上げたとしてもそれは美味しい野菜を作れたり一度に大量に収穫できる様になったり…とあくまで農家・農業関連のスキルが上がる事はあっても戦闘をメインで行っている戦闘職を超えて強くなるという事はないでしょ…おかしいでしょ…と納得がないのです。


それは例えば現実世界で、世界最高のパティシエ(製菓LvMAX)がボクシングの舞台に立って(ボクシングのスキルなしに)世界一になれるかと云ったらなれないのと同じ様に、
生産職と戦闘職のLvを同じ次元で考えているかの様なこの作者の思考/設定に全く納得がないのですよ。

 

まぁ物語終盤、主人公のスキルは実は邪神のスキルだったという事が分かるのですが…それはそれで、なんだよ!だったら農家・農業関連のスキル関係ねえじゃん、タイトル詐欺じゃんと納得がなくなるのです。

 

 

物語の構成もホント詰まらなく農家・農業はほぼお話に関連しません。おそらく他の最強系主人公もの作品と差別化を図るためだけの取って付けた様な農家・農業設定だったのでしょうね…他のなろう系と同じパターンの展開が繰り返される感じです。
さらに最終回のあの投げっ放しもエンドも酷いし…。
そしてまたキャラクター達も薄っぺらい。これもなろう系のテンプレみたいなキャラばかり…。
…なんか色々と残念で観てて疲れるわ。。。

 


本当に、お話も設定もキャラクターも作画までもと色々残念な困った作品でした。
作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。


以上