アニメ「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

なろう系にしてはお話自体はそんなに悪くはないと感じましたね。
が、ファンタジー世界を舞台とした冒険者のお話ではあるのですが、人類を護るためにモンスターを倒してレベルアップして強敵と戦って行くとかとか魔王を倒すとかの英雄譚のお話ではないらしい…。

 

基本的には、街で起こった揉め事や事件に主人公達が介入しては仲間達との絆/信頼を深めて行って解決に至るみたいなお話の流れとなります。
英雄譚的なお話が主軸ではなく人間ドラマ的なお話が主軸となっていますね。

 

キービジュアルとタイトルからファンタジー冒険ものを想像していたのですが、ちょっと想像していたものと違うタイプの作品でしたよね。
お話自体は悪くはないんだけど想像/期待していたものと違う作品が来たのでちょっと微妙な感じなのですよね。

 


続いて、主人公とパーティーを組む事になる人間不信となったパーティメンバー達ですが…基本イイ奴なんですよね。
人間不信となった事でもっとひねくれている奴が居ても良いと思うのだけど、基本イイ奴なのですんなりと仲良くなる?感じになります。
いやね、もう少しひねくれた性格とかやっかいな性格していた方が絆/信頼を深める話を描く上でお話的には膨らませる事が出来るのでは、と感じたのですがね。

 


ユニオンでフュージョンするという設定も絆/信頼を深めるという話のための設定なのだろうけど、ひねた性格や厄介な性格が災いしてユニオンに失敗するパターン(あの一番最初の失敗の事ではなくて)というもう少し色々パターンを見たかった、というのがあるのですよね。

 


あとは強さ設定についても。
冒頭でも述べた様に、強い敵モンスターを倒したり魔王討伐みたいな冒険譚が主となっていない/人間ドラマが主であるが故に強さ設定があまりできていないのかも知れないのですが、主人公達の強さや剣小僧や一流冒険者たちとの差がまるでわからんのですわ。

そんな主人公達が「~世界を救う~」(タイトル)と言われても…な感じ。

(あと、観ていてずっと「~世界を救う~」のタイトル嘘じゃんと感じていたのですが、最終話を観てあ~そういう事か、とまぁ少しは納得できたかなという感じ)

 

 

しかし、タイトルからはやはり冒険譚、英雄譚みたいなものを想像してしまうので、もう少し考えた方が良かったかも…とは感じる。
お話自体はそんなに悪くないと思うのだけどタイトルで期待を裏切っている感じがあり損している気がするのですよね。

 

 

それとこれは評価には関係ない事だけど、ビジュアルって「目」は大事ね、と感じた。
魔法使いヒロインの目が三白眼なんだけど可愛く見えない。竜娘の方が断然可愛く見える。可愛さには目の大きさ大事なのねと感じたというお話。

 

 

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以下雑感
「最強陰陽師異世界転生記」にもちょろっと出演されてたけど清川元夢さん、今作ではがっつりナレーション(と剣役)で出演されてたな。
結構前に収録したんだなぁ。。。

 

以上