劇場版アニメ「五等分の花嫁」 ~感想

劇場版アニメ「五等分の花嫁」を観ました。
一応、ネタバレはなしの感想となります。


劇場公開から1年ほど経っている作品ですが、物語の重要な結末・決着には触れるべきではないと考えネタバレはナシにしようと思います。
(ネタバレはナシなのでちょっと薄い感想にはなるのですが…)

 


で、作品の感想ですが…納得できる部分はありつつも納得が足りない部分もあった、けどまぁまぁ良かったかなという感想です。

 

まず良かった点。
5人のヒロインの中からきちんと一人を選んで物語を締めた事。物語をしっかり描き切ったのは良かったですね。

 

なんか某作品の様なヒロイン毎のifルートを描くパラレルな決着をする・作者の逃げの姿勢が見える様な決着ではないのが本当に良かったですよ。

 

俺は、作者は責任を持って物語を終わらせる(ヒロインAを選ぶ決着をした場合、ヒロインB、Cのファンからヘイト・クレームを受ける覚悟で物語を描き切る)必要があると考えているから、
読者に媚びて読者の顔色を窺って自分の創作を曲げる様な事して物語を終わらせるのはいただけないよね、というお話。


この作品の作者はそんな某作品みたいな事にならずしっかりと自分の創作を描き切ってくれた点が素直に良かったと感じたのでしたよ。

 


そして、主人公が最後に選んだ相手。
主人公がそのヒロインを選んだ事に一応の納得もあったのでその点も良かったかなぁ…まぁしかし、あのヒロインでも良かったのに…いや、もう一人のあのヒロインの方でも良かった、、、といった感じで納得半分不満半分みたいな思いはありますがね。。。
(全く納得がない、という展開ではなかったのは良かったですな)

 


また、ただ単にヒロイン一人を選んで物語が閉じるのではなくその後のお話…5年後のヒロイン達の状況までしっかり描いて物語をきっちり締めた点もスッキリして良きですね
(責任を持って物語を終わらせた作者の創作家として姿勢が良きですね)。

 


で、物語をきっちり締まっているという点では基本的には悪くはない映画なのですが、ちょっと問題というか失着かなと感じるのは上映時間…、2時間強あるのですが、ちょっと冗長に・退屈に感じたのよね。
長けりゃファンは喜ぶだろうと考えたのかも知れないけど(俺は別にファンではないけれど)、退屈に感じさせたらダメよね…もう少し短くても良かったのかも知れないね。

 


物語がきっちり締まったという点は良かったのですが、
作品の全体評価としては、TVシリーズの時から評価は変わらず、可もなく不可もなくとなります。

 


今夏、新作のTVスペシャルが放送されるようですが、凄いね。。。映画で完結した作品なのに、時系列的には映画での話以前のエピソードの新作が作られるなんて…そんなに人気作なのね。

 

以上