アニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 

基本的には以前の感想と変わらない。作画面は凄いけど…、それだけ。
キャラクターや設定、物語のその構成等に惹かれるところはないのですよね。

 

別にストーリーはマイナス評価になるほど悪くはないのですがプラス評価するほど良くもない…。
まぁただ気になるのは敵鬼のキャラクター・強さ設定について納得がない、と感じる。。。

 


この事については遊郭編でも書いたのですが、この作者はしっかりとした強さ設定が出来てないんだろうね…、、、今回の「~刀鍛冶の里編」で改めて強くそれを感じたよ。

ちなみに前回(遊郭編)の感想で書いた俺が感じた強さ設定(数値化)を載せておくと
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例えば炭治郎の強さを100とした場合、
音柱の強さは1000ほどか?
上弦の陸の鬼(兄+妹)の強さは5000ほど?(妹が500、兄が4500ほどか?)
音柱と上弦の陸の鬼(兄)が1対1で戦った場合、音柱が勝利する事はまず有り得ない様に感じたので、それくらい実力差がある…数値にするとちょっとやそっとでは逆転できない、2倍以上の力量差があると考えました。

原作未読の俺が、アニメを観た感じで登場人物の強さを数値化するなら上記の様になります。
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(まぁ上弦の陸の強さが5000は言い過ぎだとしても3000ほどはある感じか?)

 


で、主人公・炭治郎は前回の死闘を乗り越えレベルアップしてると思っていたのですが(100→500…500は言い過ぎだとしても300くらいは行ってるか?)、
霞柱に手も足も出ない感じだったのにまず驚いて(えー、未だそんなに弱いままなの?遊郭編では上弦の鬼相手に善戦してたと思ったけど…、前回の死闘の末に柱も驚くくらいには強くなってる訳じゃないの?とその強さの描き方に疑問)
この作者やはり強さ設定が出来てないんじゃないと改めて感じたのですよね。

 


で、今回は前回の敵より強い設定(のはず)の上弦の伍と上弦の肆。
仮に音柱が柱の中でも最弱であったとしてもトップの柱は音柱より3~4倍強く程ではないでしょうかね?(差があったとしてもラディッツとナッパくらいの戦闘力差ではないでしょうかね)
しかしそれだとしても上弦の陸より強いはずの上弦の伍、上弦の肆と1対1で戦って倒せる(まともに戦える)とは到底思えないんですよね。
そして何より主人公・炭治郎がその上弦の首を斬れるとは(強さ設定・数値的に)考えられないんですよね…。。。
なんだろうね?別に柱でなくとも一般隊員でも(そこそこの実力があれば)上弦の首って斬れるの?
炭治郎の強さ数値が仮に500だとして、6000、7000、8000ほどある?上弦の攻撃を喰らっても生きていられて、刀さえ当たれば10倍以上の力量差/戦闘力差があろうと倒せるという事なの?
戦闘力が上がれば攻撃力、スピード、防御力も上がるものではないのかね?


と炭治郎が相当な実力差がある敵相手に善戦したり止めを刺したりできる事に納得がないのですよね。主人公を活躍させるため、という理由だけで強さ設定・数値を無視した様な展開に納得が感じられないのです(作者の強さ設定が出来ていない)。
(ついでに霞柱が1対1で上弦の伍を倒すのも納得がない…戦闘中に覚醒して倒しましたみたいになってるけど急に強さが2倍にも3倍にもなる様な覚醒だったのかね?)

 

 

また前回の上弦の陸にしても今回の上弦の肆にしてもですが、首を斬られても死なない、という秘密・特殊能力を持っている鬼が強い…上弦になれるという事なのかね?
特殊ギミックがなけりゃ(タネが割れれば)雑魚、という事ではないよね?戦闘力的なものが高いから上弦なんじゃないの?
最強クラスの敵であるはずのその強さの見せ方に納得がないのよね、上手くないのよね…そういう所で作者の強さ設定が出来ていない、見せ方が下手と感じる訳なのですよね。

 


こういう強さ設定に納得がない部分は俺の中では確実にマイナスポイント…いくら作画面が良くても設定がしっかりしていない、お話自体が面白くないと良作品には決してなり得ないんですよね。。

 


あと最終話の展開で気になったのが、
あーもう隠れ里が鬼にバレたから場所を変えねえといけないんだろうなと思って観ていたのですが、
炭治郎が目隠しして村を出されるを見て…、え?鬼にバレたのにそのまんま居るつもりなの?と驚きました。どういうつもりなんだろ?どういう危機意識してんだろ?
と納得がないのでした…。

 

 

作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上