アニメ「勇者が死んだ!」 ~感想

録り貯めしていたアニメ「勇者が死んだ!」を一気観しました。
以下、多少のネタバレを含む感想となります。

 


最初(第1話)の印象は、ファンタジー世界を舞台にしたフトモモ推しのギャグ・ネタ作品という印象でした。
初っ端から主人公が過失とはいえ人を殺す回から始まるのは「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」を思い出しましたね。
そんな感じだったので「~フルダイブ~」と同じ様なギャグ・ネタ作品かなと考えあまり何も考えずに頭を空っぽにして観るつもりでいましたよ。

 


しかし観ていく内に、あれ?意外と設定しっかりしてるじゃん…、キャラクター達も悪くないじゃん…、物語展開・構成も別に悪くないじゃん…と思いの外しっかり出来た作品である事に驚きましたね。
いやね、ここ最近なろう系アニメを多く観てきたからねぇ…、設定もボロボロ、お話の展開もテンプレとそういう作品ばかりで作者のオツムが足りないなぁと感じるものが多い中で、あぁこの作者は違うね…しっかり考えてるじゃん、頭が良い作者だねと感じた訳なのですよ。

 

 

まぁ全面的に肯定する訳ではないけどね…、例えば物語展開についてはちょっとお使いイベント(Aを救うためにBが必要でBを達するためにCへ行かなければならない)的な感じで進む展開は欠点ではあるのですが、ね。

 

あとはまぁフトモモ推し作品なのである程度は仕方ないのでしょうが、ちょっとフトモモ推しがしつこい感じ…毎話のノルマでもあるのかと感じる程なのですよね。
もうちょっと要所要所で巧く絡めるような感じで出して欲しいと感じたね…今作ではやり過ぎてちょっと下品にすら感じたからね、それがちょっと残念。

(俺的にはフトモモ関連はしつこく下品に感じて笑いどころは少なかったですね…。それよりもキャラ関連で笑ったかな。俺が一番好きなシーンは勇者の爺さんに頭から紅茶をぶっかけられるシーンでネクロマンサー竹達があわあわ言いながら順番待ちしていて実際に紅茶かけられてあぁ~言うシーンですね)

 

 

とそういったちょこちょことした気になる点はあるのですが、他のなろう系に見るような設定の酷さ・雑さはなく頭の良い作者なんだろうなぁ(あくまで他の多くのなろう系作者との相対評価)と感じたという訳です。

 


あとキャラクターで良いと感じたのが主人公…フトモモフェチで基本的には変態なのですがヒロインに対し一途である、最初から最後までぶれないキャラであるのが良かったですね。

 


原作は漫画であり既に完結している様ですが続きが・結末が見たいですね…2期があれば楽しみに待ちたいです。


作品の評価としては、可もなく不可もなくとなります。

 


以上